準備は、ぜんぶ終わったはずでした。それなのに、予約が入らない。 つくるのと、知られるのは、別の仕事だったのです。 この記事では、無料で始められるGoogleマップ集客を、4つの手順に分けてご案内します。
- 「近くのネイル」で探している人に届く場所が、無料で持てる
- やることは4つだけ。順番にひとつずつで構わない
- 自宅サロンでも、住所を隠したまま掲載できる
- 開業したのに、予約がほとんど入らない
- 自分の店の名前で検索しても、地図に出てこない
- 「MEO」という言葉を見かけるが、何のことか分からない
- 自宅の住所を出すのが怖くて、そのままにしている
- 何から手をつければいいのか、順番が分からない
お客様は、地図から探しています
新しいサロンを探すとき、いまはスマートフォンで「近くのネイル」と検索するのが当たり前になりました。 そのとき地図と一緒に出てくる、お店の情報カード。あれを整えるのが、この記事のテーマです。
ここでひとつ、想像してみてください。 あなたのサロンから歩いて10分の場所に住んでいる方が、いま「近くのネイル」と検索しています。 お店ページを整えていなければ、その方の画面にあなたのサロンは出てきません。 技術でも値段でもなく、候補に入っていないという理由で選ばれていない——これは、もったいない話です。
ここで、むずかしい言葉をひとつだけ。 このGoogleマップ対策のことを、業界では「MEO」と呼びます。読み方は「エムイーオー」。 ただ、覚える必要はありません。この記事では「Googleマップ集客」と呼びます。
整えているサロンは、まだそれほど多くありません。やった方から、見つけてもらえます。
広告と、何が違うのですか
いちばん大きな違いは、止めても消えないことです。
広告は、お金を払っている間だけ表示されます。止めれば、その日から出なくなります。 Googleマップのお店ページは、一度整えれば、そのまま残り続けます。 写真を足し、口コミが積み上がるほど、少しずつ強くなっていきます。
開業したばかりで、広告に使えるお金がない。 ——その時期にこそ、いちばん向いている方法です。
やることは、4つだけです
順番に並べます。今日は1つ目だけで構いません。 全部を一度に終わらせようとすると、だいたい途中で止まります。
お店ページを整える
まずは土台です。お客様が「行こう」と思うかは、 お店ページの第一印象でほぼ決まります。とくに効くのが次の3つです。
・カテゴリを「ネイルサロン」にする
・基本情報と説明文を、自分の言葉で埋める
・写真は、作品を主役に。明るくきれいに
ここが整うだけで、見つかる力と、選ばれる力が同時に上がります。
→ プロフィール・写真・カテゴリの整え方を読む
住所の出し方を決める
「自宅の住所をネットに出すのは不安」——当然の気持ちです。 じつはGoogleマップには、住所を伏せたまま、対応できるエリアだけを表示する設定があります。
・エリアだけ出し、「◯◯駅から徒歩5分」を添える
・詳しい住所は、ご予約が確定してからお伝えする
・非公開にすると弱くなる部分は、ホームページで補う
住所の出し方には5つのパターンがあり、それぞれに向き不向きがあります。
→ 住所を出さずに集客する方法を読む
口コミを、正しく集める
口コミは、地図での見つかりやすさにも、お客様の「ここにしよう」にも効きます。 ただし集め方を間違えると、規約違反になります。
・口頭、QRカード、POP、LINEなど、言いやすい方法から
・「率直なご感想を」と中立にお願いする
・特典と引き換えにする、サクラを使うのは絶対に不可
言い出しにくいのが、この項目のいちばんの壁です。文例をご用意しました。
→ 口コミの集め方5選とNGを読む
つまずいたら、調べる
進めていると、「この言葉は何」「操作が分からない」という瞬間が必ず来ます。 調べ方さえ身につけば、この先ずっと自分で解決できます。
・用語が分からない → 言いかえ表で確認する
・操作でつまずく → 症状で具体的に検索する
・それでも難しければ、無理せず人に頼る
よくあるつまずきと、その調べ方をまとめました。
→ Googleマップのよくある質問を読む
Googleマップは、3つある入口のひとつです
集客の入口は、大きく3つあります。役割が違うので、比べても意味がありません。 それぞれ担当が分かれていると考えてください。
| 入口 | 役割 | 向いていること |
|---|---|---|
| Googleマップ | 地域で見つけてもらう | 「近くのネイル」と探している、いますぐ通いたい方に届く |
| 世界観で選んでもらう | デザインを見て「この人にお願いしたい」と思っていただく | |
| ホームページ | 安心して予約してもらう | 料金・場所・雰囲気を確かめる場所。住所非公開の補いにもなる |
この記事で扱うのは、1つ目のGoogleマップです。 最初に手をつけるなら、ここが向いています。 無料で、毎日投稿する必要もなく、整えたぶんがそのまま残るからです。
1日5分で終わることから
「まとまった時間が取れないと始められない」と感じる方が多いのですが、 実際にやることは細かい作業の積み重ねです。
- 営業時間を入力する(3分)
- 今日の仕上がり写真を1枚追加する(2分)
- 説明文に、地域名を1つ足す(3分)
- 届いた口コミに、ひとこと返信する(5分)
まとめてやろうとすると腰が重くなります。 施術と施術の合間に1つずつのほうが、結果的に早く仕上がります。
順番を変えないでください
この4つには、意味のある順序があります。
よくある失敗の順番
- 先に口コミを集めようとする
- お店ページが空のまま放置される
- 見に来た人が、判断できずに離れる
- 口コミだけ増えても、予約につながらない
整う順番
- 先にお店ページを埋める
- 住所の出し方を決めて、公開する
- 見て判断できる状態にしてから、口コミを集める
- 迷ったら調べて、自分で直せるようにする
順番を間違えると、せっかくお願いした口コミが活きません。 書いてくださった方にも申し訳が立たないので、ここは急がないでください。
口コミは、受け皿が整ってから効きます。 空っぽのページに口コミだけが並んでも、お客様は予約の判断ができません。 1と2を先に済ませてください。
やってはいけない3つ
店名にキーワードを詰める
「◯◯ネイル|町田 パラジェル 自爪育成」のような店名は規約違反です。実際の店名だけにしてください。
関係ないカテゴリを足す
多く登録すれば有利、ではありません。実態と違うカテゴリは、かえって信頼を落とします。
上位表示を保証する業者に頼む
順位は買えません。規約違反の方法を使われると、お店ページごと停止される恐れがあります。
どれも「早く結果を出したい」という気持ちから起きます。 ただ、停止されると復旧に時間がかかり、その間はまったく表示されません。 地道に埋めていくほうが、結局は早いです。
完ぺきより、ひとつ始めること
4つ全部を今日やろうとしなくて大丈夫です。 今日はカテゴリだけ。明日は写真を1枚。それで確実に前へ進みます。
Googleマップのお店ページは、整えた分だけ、そのあとずっと働いてくれます。 広告のように、毎月お金を払い続ける必要もありません。
そして、ひとつだけ先にお伝えしておきます。 Googleマップだけでは、予約は完結しません。 地図で見つけていただいたあと、お客様は必ず「どんなお店だろう」と確かめます。 そのときに見ていただく場所が必要になります。この話は、集客編の後半で扱います。
よくある質問
Googleマップ 通しチェックシート
4つの手順を、上から順に確認できる1枚です。 どこまで終わったかが一目で分かるので、途中で止まりにくくなります。
地図で見つけたあと、見ていただく場所を
料金・メニュー・雰囲気がまとまった場所があると、 住所を非公開にしていても、安心してご予約いただけます。 ネイルサロン専用のホームページを、5つのデザインからお選びいただけます。
※この記事は物語シリーズ「ひとりネイルサロン|みさきの物語」の解説記事です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容はGoogleの公開情報および一般的な知見をもとにまとめたものです。
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