はがき代は決まっているので、削れるのは作り方でした。 自宅で印刷するか、コンビニで印刷するか、頼むか。3つで迷いました。 この記事では、年賀状の作り方を3つに分けて、安く済ませるための決め方と手順をまとめます。
- 作り方は自宅・店頭・依頼の3つ。安さの順は枚数で変わる
- 決める基準は「枚数」1つ。少なければ自宅か店頭、多ければ依頼
- 安さより先に、失敗して刷り直すことを減らす
- 印刷を頼むと高そうで、でも自分で作るのも大変そう
- コンビニで年賀状が作れると聞いたが、やり方を知らない
- プリンターはあるけれど、年賀状を刷ったことがない
- 安く済ませたくて、いちばん安い方法を探し続けている
- 結局、毎年ぎりぎりになって高い方法を選んでいる
作り方は3つ
年賀状の作り方は、大きく3つです。 それぞれ、かかるお金の内訳が違います。
自宅で印刷する
はがき代とインク代だけ。プリンターがあれば、いちばん安く済みやすい。手間は自分で持つ。
店頭で印刷する
コンビニなどのマルチコピー機や、店頭の端末でデータを印刷する。プリンターがなくても作れる。1枚ごとの料金。
印刷を依頼する
印刷サービスに注文する。基本料金と1枚あたりの料金。枚数が多いほど1枚の単価が下がりやすい。手間がいちばん少ない。
「どれがいちばん安いか」は、枚数によって入れ替わります。 だから、方法を比べる前に、枚数を決めてください。
いちばん安い方法を探すより、枚数を確定するほうが先です。
それぞれの向き不向き
3つの作り方を、条件で並べます。 自分の条件に近い行を探してください。
| 条件 | 向いている作り方 | 理由 |
|---|---|---|
| 枚数が少ない(〜20枚ほど) | 自宅、または店頭 | 基本料金がかからない。1枚ずつの料金でも合計が小さい |
| 枚数が多い(50枚以上) | 依頼 | 1枚あたりの単価が下がる。宛名印刷も頼めば手間が減る |
| プリンターがない | 店頭、または依頼 | 自宅印刷はできない。少なければ店頭、多ければ依頼 |
| 写真入りにしたい | 依頼、または店頭 | 家庭用プリンターは写真の仕上がりがまちまち |
| 手書きで済ませたい | 自宅(印刷なし) | 無地のはがきに手書き。印刷代がかからない |
| 時間がない | 依頼 | 注文すれば仕上がって届く。宛名印刷まで頼める |
「安く」だけを考えるなら、枚数が少ないうちは自宅か店頭、多くなると依頼です。 枚数の境目は、料金表によって違います。 頼む先の料金表で、自分の枚数のときの合計を出して比べてください。
基準は「枚数」1つで決める
作り方で迷うときは、条件を増やさないでください。 基準を「枚数」1つに絞ります。
枚数が決まると、次のように決まります。
- 20枚ほどまで:自宅(プリンターがあれば)か店頭
- 50枚以上:依頼
- そのあいだ:料金表で合計を出して、安いほう
「写真入りにしたい」「時間がない」といった条件は、 枚数で決めたあとに、必要なら足します。 最初から全部の条件で比べようとすると、決まりません。
自宅で作るときの手順
自宅で印刷する場合、失敗して刷り直すと、はがき代がそのまま無駄になります。 手順を守ると、失敗が減ります。
インクジェット紙の年賀はがきを買う
2027年用は無地(インクジェット紙)が85円です(日本郵便の2026年8月31日発表)。普通の無地でも印刷できますが、インクの乗りが違います。
データを作る
年賀状作成ソフトやアプリでテンプレートを選び、名前と住所を入れます。
普通紙で試し刷りする
はがきサイズに切った普通紙で、位置と色を確認します。ここで本番のはがきを使わないのがコツです。
本番を1枚だけ刷る
1枚刷って、にじみ・位置ずれ・誤字を確認します。
残りを刷る
問題なければまとめて刷ります。乾くまで重ねません。
試し刷りを飛ばして、いきなり30枚刷らないことです。 誤字があれば30枚が無駄になります。
店頭で作るときの注意
コンビニなどの店頭では、マルチコピー機や店頭の端末を使って年賀状を作れます。 プリンターがなくても作れるのが利点です。
注意したいのは、次の点です。
- 持ち込みのはがきが使えるか、その場で買うのかを確認する
- データを持ち込む場合、ファイルの形式と持ち込み方(メモリー、アプリなど)を事前に調べる
- 混む時期は待つことがある。12月の週末は避けて、平日か早い時間に
- 端末の操作に慣れていないと時間がかかる。最初は少ない枚数で試す
店頭は「今すぐ数枚だけ欲しい」ときに便利です。 数十枚をまとめて作るなら、依頼と比べてから決めてください。
頼むときに確認すること
印刷を依頼する場合、注文前に確認しておくことがあります。 ここを見落とすと、届いてから困ります。
| 確認すること | なぜ |
|---|---|
| はがき代を含むか | 含まなければ、別に85円×枚数を用意する。持ち込みができるかも確認 |
| 宛名印刷の有無と料金 | 頼めば手間が減る。頼まなければ自分で書く |
| 仕上がりまでの日数 | 12月の混む時期は延びる。投函日から逆算して間に合うか |
| 校正の有無 | 誤字を確認できる工程があるか。ないなら注文前に自分で二度読む |
| 追加注文の可否 | 足りなくなったとき、同じデザインで追加できるか |
仕上がり日と投函日の関係は、必ず確認してください。 元日に届けるための投函目安は12月27日です(同発表)。 仕上がりを受け取ってから一言を書く時間も見ておきます。
宛名は、印刷するか手書きか
通信面の作り方を決めたら、もうひとつ決めることがあります。 宛名を印刷するか、手書きにするかです。
手書きなら、費用はかかりません。 枚数が少なければ、1時間ほどで書けます。 字に自信がなくても、丁寧に書いてあれば失礼にはあたりません。
印刷なら、自宅のプリンターか、依頼先の宛名印刷を使います。 自宅で宛名を印刷するには、住所録をソフトに入力する手間があります。 一度入力すれば来年も使えるので、枚数が多く、毎年出すなら入力しておく価値があります。
安さだけで言えば手書きです。 ただ、書き損じが出やすいのも手書きなので、 予備のはがきを数枚多めに用意しておいてください。
みさきの選択
12月のはじめ、夫と作り方で迷いました。 枚数は34枚。プリンターは家にあります。 「頼んだほうが楽じゃない?」と夫が言い、「自分で刷れば安いよ」とわたしが言いました。
話がまとまらず、母に電話しました。
わたしたちは、自宅で刷ることにしました。 理由は、枚数が少なめで、プリンターがあったからです。 試し刷りは普通紙でして、本番は1枚だけ先に刷りました。 2枚目からは、何も考えずに刷るだけでした。
安さより先に、失敗を減らす
安く済ませようとして、かえって高くつくことがあります。 いちばん多いのは、刷り直しです。
誤字に気づかず全部刷った。位置がずれていた。 インクがにじんだ。宛名を間違えた。 そのたびに、85円のはがきが無駄になります。
だから、安さを考えるなら、まず失敗を減らしてください。
- 試し刷りは普通紙で
- 本番は1枚だけ先に
- 名前と住所は、夫婦で読み合わせる
- 書き損じは捨てずに、郵便局で交換する
これだけで、作り方の差より大きな額が守れます。
その前に、刷り直しをなくす。
よくある質問
はがきの代わりに
新年のあいさつを、LINEで送れる手紙にする方法もあります。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、はじめての年賀状」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
