出す相手が決まって、枚数が見えました。 夫が電卓を出して、「はがき代と印刷代、合わせていくら?」と聞きました。 この記事では、年賀状にかかるお金を「はがき代」と「印刷代」に分けて、見方と下げ方をまとめます。
- はがき代は85円×枚数(2027年用・無地)。ここは動かない
- 印刷代は「基本料金+1枚あたり」の内訳で見る
- 費用を下げるなら、枚数を減らすのがいちばん効く
- 年賀状にいくらかかるのか、見当がつかない
- 印刷を頼んだら、思ったより高かった
- はがきの種類で値段が違うのか知らない
- 自分で作ったほうが安いのか分からない
- 費用を抑えたいけれど、どこを削ればいいか分からない
かかるお金は、2つ
年賀状の費用は、はがき代と印刷代の2つに分かれます。 それ以外にかかるとすれば、自宅で印刷する場合のインク代くらいです。
はがき代は、枚数で決まります。 1枚の値段が決まっているので、枚数をかければ出ます。
印刷代は、どこでどう作るかで大きく変わります。 自宅で印刷するなら、はがき代とインク代だけです。 店頭や業者に頼むなら、その料金がかかります。
印刷代は、内訳を見ないと分からない。
はがき代:85円×枚数
日本郵便が2026年8月31日に発表した「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」によると、 2027年用年賀はがきの売価は、次のとおりです。
| 種類 | 1枚の売価 | 備考 |
|---|---|---|
| 無地 | 85円 | 手書き、または印刷を依頼するとき |
| 無地(インクジェット紙) | 85円 | 自宅のプリンターで印刷するとき |
| 寄付金付絵入り | 90円 | 1枚につき5円が寄付金 |
| 広告付 | 80円 | 地域限定 |
つまり、無地かインクジェット紙なら、85円×枚数がはがき代です。 30枚なら2,550円、50枚なら4,250円になります。
なお、インクジェット写真用の年賀はがきは、2027年用の券種にはありません。 自宅で写真入りにする場合は、インクジェット紙を使うことになります。
出典:日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」(2026年8月31日発表)
印刷代の見方
印刷を店頭や業者に頼む場合、料金の見方を知っておくと比べやすくなります。 料金は、おおむね次の内訳になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本料金 | 枚数に関係なくかかる。デザイン代や版代にあたるもの |
| 1枚あたりの料金 | 枚数に比例してかかる。枚数が多いほど1枚の単価が下がることが多い |
| はがき代 | 印刷サービスがはがきを用意する場合、上の85円が加わる。持ち込みなら不要 |
| オプション | 宛名印刷、写真の補正、投函代行など。頼まなければかからない |
同じ「1枚◯円」でも、基本料金が別か、はがき代を含むかで合計が変わります。 料金表を見るときは、「30枚出したら合計いくらか」を自分で足してみてください。 そのとき、はがきを持ち込むのか、用意してもらうのかも確認します。
料金そのものは、サービスや時期によって変わります。 必ず、頼む先の料金表で確認してください。
印刷代を比べるときに、見落としやすいこと
料金表を並べて比べるとき、見落としやすい点が3つあります。
ひとつは、割引の条件です。 「早期割引」「◯枚以上で割引」のように、時期や枚数で料金が変わることがあります。 比べるなら、自分が注文する時期と枚数での料金で比べます。
ふたつめは、送料や受け取り方です。 自宅に届けてもらうと送料がかかり、店頭で受け取ると無料、という場合があります。 はがき代と印刷代だけ見て、送料を忘れると合計がずれます。
みっつめは、宛名印刷が含まれるかです。 宛名を自分で書くなら不要ですが、頼むなら1枚ごとに料金が足されることがあります。 「印刷代」と書いてあっても、通信面だけの料金のことが多いです。
この3つを見たうえで、「自分の枚数で、いつ頼んで、どう受け取るか」の合計を出します。 数字そのものは、頼む先の料金表で確認してください。
自分で作るときの費用
自宅で印刷する場合、はがき代のほかにかかるのはインク代です。 年賀状は絵柄の面積が広いので、思ったよりインクを使います。
インクジェット紙のはがきを使えば、家庭用プリンターで印刷できます。 ただし、失敗して書き損じたはがきも85円です。 試し刷りは、普通紙で行ってから本番のはがきに印刷すると、無駄が出にくくなります。
なお、書き損じた年賀はがきは、郵便局で所定の手数料を払えば交換できます。 捨てずに取っておいてください。
費用を下げるなら、消していく順
年賀状の費用を抑えたいとき、削れるところは決まっています。 効く順に消していきます。
枚数を減らす
はがき代も印刷代も、枚数に比例します。「出さなくてよい相手」を見直すのが、いちばん効きます。
オプションを外す
宛名印刷や補正を頼まず、自分でできることは自分でします。
作り方を変える
印刷を頼んでいたなら、自宅印刷や店頭印刷に変えると印刷代が下がります。
はがきの種類を変える
寄付金付ではなく無地にする。差は1枚5円なので、ここは最後です。
最後の決め手は、枚数です。 作り方やオプションで迷うより、出す相手を10人減らすほうが、はっきり安くなります。 逆に言えば、枚数を減らせないなら、残りの工夫で下がる幅は限られます。
みさきの電卓
12月のはじめ、夫が電卓を出しました。 リストを数えると、ふたり合わせて34枚です。 「はがきが85円だから、2,890円か」と夫が言いました。
印刷を頼むかどうかで、話が止まりました。 料金表を見ると、基本料金と1枚あたりの料金が分かれていて、 34枚のときの合計を自分で足さないと分かりませんでした。
母に電話すると、母は毎年の自分の年賀状の話をしました。
わたしたちは、枚数はそのままにして、自宅で印刷することにしました。 理由は、プリンターが家にあったからです。 インク代を足しても、頼むより安く済みそうでした。
見積もりを出す手順
「いくらかかるか」を先に出しておくと、あとで驚きません。 5分で出せます。
枚数を確定する
出す相手の人数に、書き損じと返信用の予備を足します。
はがき代を出す
85円×枚数(無地・インクジェット紙の場合)。
作り方を決めて、印刷代を出す
自宅なら概算のインク代、店頭や依頼なら料金表で「その枚数の合計」を足します。
合計して、削るかを決める
高いと感じたら、上の「消していく順」で見直します。
枚数を決めてから、買う
はがきは、枚数が決まってから買ってください。 「とりあえず50枚」と買うと、余ったはがきは来年使えません。 年賀はがきは、その年用のものだからです。
余った年賀はがきは、郵便局で手数料を払って通常のはがきや切手に交換できます。 無駄にはなりませんが、手間はかかります。 最初から枚数を合わせておくのが、いちばん安く済みます。
はがきの販売期間は、2026年11月2日から2027年1月15日までです(同発表)。 足りなくなったら、1月に買い足せます。
下げたいなら、枚数を見直す。
よくある質問
はがきの代わりに
新年のあいさつを、LINEで送れる手紙にする方法もあります。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、はじめての年賀状」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
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※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
