「口コミを書いてください」が、どうしても言えない。 ひとりでやっているサロンほど、その一言が重くなります。 この記事では、言い出しやすい順に5つの方法を並べ、そのまま使える文例と、 知らずにやると危ないNGまでまとめます。
- 口コミは、「どんな人がやっているのか」という不安を溶かす
- 言い出しにくいなら、対面で言わない方法から始めればいい
- 特典と引き換えは規約違反であり、法律上の問題にもなり得る
- 「口コミお願いします」が、どうしても言えない
- お願いしたのに、書いてもらえなかった
- 頼むと押し売りみたいで、関係が気まずくなりそう
- 他店が「口コミで割引」をやっていて、真似すべきか迷う
- 悪い口コミがついたらと思うと、集めるのが怖い
口コミが、最後の壁を溶かします
Googleマップで「近くのネイル」と検索したとき、 上位に出るかどうかにも、お客様が「ここにしよう」と決めるかどうかにも、口コミが効きます。
とくに住所を出しにくい自宅サロンでは、 「どんな人がやっているのだろう」という不安が最後の壁になります。 写真やメニューでは埋まらないその部分を、実際に通った方の言葉が埋めてくれます。
他の方の「丁寧でした」の一行のほうが、はるかに強く働きます。
5つの方法を、言いやすさで比べます
まず全体像です。★が多いほど優れています。 「言いやすさ」は、口下手な方でも切り出せるかの目安です。
| 方法 | 確実さ | 自然さ | 言いやすさ |
|---|---|---|---|
| ① 施術後に口頭で | ★★★ | ★★★ | ★ |
| ② QRコードのカードを渡す | ★★★ | ★★ | ★★★ |
| ③ 店内にPOPを置く | ★★ | ★★ | ★★★ |
| ④ 後からLINEで送る | ★★★ | ★★★ | ★★ |
| ⑤ 仕上げ写真に添える | ★★ | ★★★ | ★★★ |
迷ったら、④か⑤から始めてください。 対面で言う緊張がなく、投稿リンクも一緒に送れます。
①が「言いやすさ★1つ」なのは、能力の問題ではありません。 ひとりでやっていると、頼む相手との距離が近すぎるからです。 お店に勤めていた頃は言えた、という方が多いのも同じ理由です。
そして、5つ全部をやる必要はありません。 ひとつ選んで続けるほうが、あれこれ試して止まるより結果が出ます。
5つの方法、それぞれのコツ
施術後に、口頭でお願いする
いちばん基本で、関係のできている一人サロンだからこそ効きます。 仕上がりを一緒に見て「かわいい」と盛り上がった、その流れでそっと。
ポイントは「もしよかったら」を前に置き、率直な感想をとお願いすること。 切り出しにくければ、②や④と組み合わせると気持ちが楽になります。
QRコード付きのカードを渡す
投稿ページに直接飛ぶQRコードを、名刺サイズのカードに印刷して渡します。 店名を検索して投稿ボタンを探す手間がゼロになるので、書いてもらえる率が上がります。
作り方は、お店ページの「レビューを依頼」から投稿用URLを表示 → 無料のQR作成サイトでQR化 → カードに配置。 「これ、もしよければ」と渡すだけで済みます。
店内にPOPを置く
施術チェアの横やお会計まわりに、QR付きの小さなPOPを1枚。 声をかけなくても、常に促してくれます。
要素を詰め込まないでください。「お客様の声をお聞かせください」+QR+短い一文だけ。 ごちゃついたPOPは読まれません。サロンの世界観に合う色にすれば、置いても浮きません。
後から、LINEで送る
LINEで予約を受けている方なら、この方法が使えます。 来店の翌日あたりに、お礼と一緒に投稿リンクを送ります。 対面の緊張がなく、タイミングも自然です。
鉄則は「感謝 → 本題 → 行動はひとつだけ」。 あれこれ書かず、リンクを1つだけ添えてください。 送るのは1回。多くても1週間後にもう1回までです。
仕上げ写真に、そっと添える
施術後にきれいに撮った仕上がり写真を送る——ネイルサロンならではの習慣です。 そのメッセージに口コミリンクを添えるのが、いちばん角が立ちません。
お客様は仕上がりを見て気分が上がっているタイミングです。 喜ばれる贈り物に添えるので、押しつけ感がほとんど出ません。 口下手な方に、いちばんおすすめの方法です。
いつ頼むかで、結果が変わります
方法よりも、実はタイミングのほうが効きます。
いちばん書いてもらえるのは、仕上がりを見て喜んでいただけた、その瞬間です。 時間が経つほど、そのときの気持ちは薄れていきます。
逆に避けたいのが、会計のときです。 お金を払う場面でお願いすると、追加で何かを求められているように感じさせます。 仕上がりを一緒に見ている時間か、帰られたあと。 この2つのどちらかにしてください。
そのまま使える依頼文例
いちばん大切なのは、「良い評価をください」ではなく「率直な感想を」とお願いすることです。 高評価を誘導すると規約違反になりますし、不自然さは相手にも伝わります。
LINEや仕上げ写真に添える場合は、こちらです。
もしお時間あれば、率直なご感想をこちらから教えていただけると嬉しいです。
今後の施術の励みになります。」
リンクは短縮しすぎないでください。google のドメインが見えているほうが安心感があります。 前後に感謝の言葉を添えると、反応が変わります。
やってはいけない4つ
手っ取り早く増やそうとして、これをやると口コミの削除、アカウント停止、順位下落につながります。 周りがやっていても、真似しないでください。
特典と引き換えにする
「口コミで500円OFF」はGoogleのポリシー違反です。日本では景品表示法上の問題にもなり得ます。
満足した人にだけ頼む
アンケートで選別してから誘導するのは「ゲーティング」と呼ばれる違反行為です。
身内や業者に書いてもらう
家族・友人による投稿、代行業者への依頼はサクラにあたります。まとめて削除される恐れがあります。
お金で修正・削除させる
悪い口コミを金銭で消そうとする行為も違反です。誠実な返信のほうが、結果的に効きます。
とくにNG1は、2023年10月から日本でも規制が明確になりました。 事業者が便宜を図って書かせた口コミは、いわゆるステルスマーケティングとして 景品表示法の対象になり得ます。「うちは小さいから大丈夫」という話ではありません。
お願いするときは、「率直なご感想を」に留めてください。 これだけ守れば、他は自由にやって構いません。
返信は、次のお客様への手紙です
集めるのと同じくらい大切なのが、届いた口コミへの返信です。
返信を読んでいるのは、書いた本人だけではありません。 これから予約しようか迷っている方が、あなたの返し方を見ています。 つまり返信は、次のお客様に向けた文章でもあります。
低評価への✕な返し方
- 反論する、事実関係を細かく訂正する
- 「そのようなお客様は困ります」と書く
- 無視して返信しない
低評価への○な返し方
- まずお詫びし、不快にさせた点を認める
- どう改善するかを、一行だけ添える
- 個別のご連絡先を案内して、公開の場での応酬を避ける
もうひとつ。良い口コミにも、必ず返してください。 返信のない口コミが並んでいると、放置されている店に見えます。 長文でなくて構いません。相手の書いてくれた内容に一言触れるだけで、 定型文ではないことが伝わります。
低評価がついたときこそ、見られています。 冷静に、短く、誠実に。それだけで信頼が上がることもあります。
よくある質問
集めた声を、置いておく場所
いただいた口コミは、お店ページに置いたままにせず、 ホームページにも載せておくと、予約前に迷っている方の後押しになります。 5つのデザインからお選びいただけます。
※この記事は物語シリーズ「ひとりネイルサロン|みさきの物語」の解説記事です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
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ご不安な場合は専門家にご確認ください。
