1月8日の朝、届いた年賀状の束を見返していて、返していない相手が3人いることに気づきました。 年賀状で返すには遅い気がして、でも寒中見舞いは「いつから」なのか、はっきり知りませんでした。 この記事では、寒中見舞いを出す時期と、早すぎた・遅すぎたときの扱い、投函日の決め方をまとめます。
- 寒中見舞いの時期は、松の内が明けてから立春の前まで
- 一般に1月8日ごろから2月はじめまで。地域で松の内は変わる
- 迷ったら、投函日を1月中に1日決めて逆算する
- 寒中見舞いは「いつから」出していいのか知らない
- 「いつまで」に出せばいいのか、期限が分からない
- 松の内という言葉は聞くけれど、日付が曖昧
- 1月7日に出したら早すぎるのか迷う
- 2月に入ってから気づいて、もう遅いのか不安
寒中見舞いの時期は、松の内が明けてから立春の前まで
寒中見舞いは、一年でいちばん寒い時期に相手の体調を気づかう、季節のあいさつ状です。 出す時期は、暦で決まっています。
始まりは、松の内が明けてから。 松の内とは正月飾りを飾っておく期間で、そのあいだは年賀状の時期です。 松の内が明けると、年賀の挨拶は終わり、寒中見舞いに切り替わります。
終わりは、立春の前まで。 立春は暦の上で春が始まる日で、2月のはじめです。 「寒中」は立春の前日(節分)までを指すので、寒中見舞いもそこまでです。
| 区切り | 一般的な目安 | それまでは |
|---|---|---|
| 松の内が明ける | 関東は1月7日まで、関西など地域によっては1月15日まで | 年賀状の時期 |
| 立春 | 2月のはじめ(毎年少し動く) | 寒中見舞いの時期 |
| 立春を過ぎたら | — | 余寒見舞い |
つまり、1月8日ごろから2月はじめまでが、寒中見舞いを出せる期間です。
寒中が終わったら余寒見舞い。
松の内は、地域によって違う
「1月8日から」と書きましたが、これは関東の松の内(1月7日まで)を基準にした日付です。 関西など、松の内を1月15日までとする地域もあります。
どちらに合わせるかは、相手の地域で考えるのが基本です。 相手が関西なら、1月15日までは年賀状の時期なので、寒中見舞いは1月16日以降に届くようにします。
とはいえ、相手の地域の慣習を細かく調べる必要はありません。 1月8日以降に出せば、どの地域でも大きく外れません。 早すぎて失礼になる、ということはまずありません。
迷うなら、1月10日ごろを目安にすると、どちらの地域でも寒中見舞いとして受け取ってもらえます。
早すぎるとどうなるか
松の内のあいだ(1月7日まで)に「寒中お見舞い申し上げます」と出すと、 相手はまだ年賀状の時期なので、少し早い印象になります。 失礼にはなりませんが、寒中見舞いらしくはありません。
松の内のあいだなら、無理に寒中見舞いにせず、年賀状として出して構いません。 年賀はがきが残っていなければ、通常のはがきに「あけましておめでとうございます」と書いて出せば、それは年賀状です。
「1月7日までは年賀状、8日からは寒中見舞い」と覚えておけば、迷いません。
遅すぎるとどうなるか
立春を過ぎてから「寒中お見舞い申し上げます」と書くと、暦の上ではもう春です。 この場合は、書き出しを「余寒お見舞い申し上げます」に変えます。
余寒見舞いは、立春を過ぎてもまだ寒い時期に出す、寒中見舞いの続きのようなあいさつ状です。 内容は寒中見舞いと同じで構いません。 「寒さがまだ続きますが」と書き出しに続ければ、自然につながります。
余寒見舞いを出せるのは、一般に2月いっぱいから3月はじめごろまでとされています。 それも過ぎたら、季節のあいさつ状としてではなく、普通の手紙で近況を伝えます。
喪中の相手への時期
寒中見舞いは、相手が喪中のときにもよく使われます。 年賀状を出せない相手に、松の内が明けてから近況とお悔やみを伝えるためです。
この場合の時期も同じで、松の内が明けてから立春の前までです。 ただし、相手からの喪中はがきが年末に届いていた場合は、松の内が明けたらすぐ出すのが自然です。 年賀状を控えた分、早めに気づかいを伝えたほうが、相手も安心します。
自分が喪中で年賀状を控えた場合も同じです。 年賀状をくれた相手に、松の内明けに寒中見舞いで「喪中のためご挨拶を控えました」と伝えます。
迷ったら、投函日を1日決める
「1月8日から2月はじめまで」と分かっても、気づくと1月が終わっていた、ということが起きます。 だから、基準を1つに絞ります。 投函日を、1月中に1日決めるのです。
たとえば「1月15日に出す」と決めれば、 その前日までに文面を書く、その前の週末にはがきを買う、と自然に決まります。
期間の中でいつがいいかで迷う必要はありません。 1月の半ばに出せば、松の内の地域差にも、立春にもかかりません。 それより早くても遅くても、期間内なら問題はありません。
投函日を決める
1月8日から1月末のあいだで、都合のいい日を1日。半ばが安心です。
前日までに書く
文面は5〜6行で十分。用途(年賀状の返事、喪中の相手、近況)で書き出しを変えます。
その前にはがきを買う
年賀はがきは使えません。通常のはがきか、冬らしい絵柄の私製はがきを。
出したら、届いた分を確認する
出したあとに届いた年賀状にも、同じ期間内に返します。
みさきの1月8日
1月8日の朝、テーブルに年賀状の束を広げました。 届いたものを一枚ずつ見ていくと、こちらから出していない相手が3人いました。 高校の同級生、前の職場の先輩、夫の学生時代の友人です。
「もう年賀状で返すには遅いよね」と夫に聞くと、「寒中見舞いっていうのがあるよ」と言われました。 言葉は知っていましたが、いつから出していいのかは知りませんでした。
調べると、松の内が明けた今日からで、立春の前までと分かりました。 母に電話で話すと、こう言われました。
わたしは、1月12日に出すことにしました。 理由は、その日までにはがきを買いに行けるからです。 3枚分の文面は、その週末に書きました。
寒中見舞いの時期に、気をつけたいこと
期間そのものは広いのですが、いくつか気をつけたいことがあります。
年賀はがきを使わない
寒中見舞いは年賀ではありません。余った年賀はがきで出すと、遅れた年賀状に見えます。通常のはがきを使います。
「おめでとう」を書かない
寒中見舞いは年賀の挨拶ではないので、賀詞を使いません。「寒中お見舞い申し上げます」から始めます。
相手の喪中に配慮する
相手が喪中なら、お祝いの言葉と華やかな絵柄を避けます。
立春を過ぎたら書き出しを変える
「余寒お見舞い申し上げます」にします。内容は同じで構いません。
期間内に出すことより、この4つを外さないことのほうが、相手の受け取り方に影響します。
決めるのは、1月のどの日に出すか。
よくある質問
はがきの代わりに
新年のあいさつを、LINEで送れる手紙にする方法もあります。
写真とことばは、家族のページに
撮った写真とそのときのことばを、1つのページにまとめておけます。
公開の期限はありません。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、はじめての年賀状」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
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※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
