友人・両親への年賀状メッセージ文例|結婚後はじめての一言

第13話 友人・両親への年賀状メッセージ|みさきの、はじめての年賀状
みさきの、はじめての年賀状 第13話

12月の夜、印刷の終わった年賀状に一言を書き足していました。 友人の分は書けたのに、両家の親あての一言で、ペンが止まりました。 この記事では、友人と両親・義父母への年賀状メッセージの文例と、書き方の違いをまとめます。

この記事の要点
  1. 友人には近況と「次」、親には感謝と今年の予定を書く
  2. 義父母には、改まりすぎず、丁寧な話し言葉で
  3. どの相手も1〜2行。長く書くほど、はがきに入らない
こんなこと、ありませんか
  • 友人への年賀状に、「今年もよろしく」以外の言葉が浮かばない
  • 親に年賀状を出す家なのか、出すならどう書けばいいか分からない
  • 義父母への一言が、よそよそしくならないか心配
  • 結婚後はじめての年賀状で、何を伝えるべきか迷う
  • 相手ごとに考えていると、時間がかかりすぎる

友人と親では、書くことが違う

年賀状の一言は、相手によって中身が変わります。 友人と親では、はっきり違います。

相手書くこと例
友人 近況を一行と、「次」の約束 「昨年結婚しました。今年こそ会おうね」
両親 昨年の感謝と、今年の予定 「昨年はお世話になりました。春に顔を出します」
義父母 昨年の感謝と、今年のお願い 「昨年はお心遣いをいただき、ありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします」

友人には「次」が入っていると、返事を書きたくなる一言になります。 親には「今年、いつ会えるか」が入っていると、それが親にとっての「次」になります。

友人には「次に会う約束」を、
親には「今年会える予定」を。
印刷済みの年賀状の束(裏返し)と、一言を書くペン
親あてで、ペンが止まった。

友人への文例

友人あての一言は、話し言葉で構いません。 近況を一行、「次」を一行の2行が基本です。

1

結婚を報告する

昨年◯月に結婚しました。まだちゃんと報告できていなくてごめんね。落ち着いたら会いたいです。

2

しばらく会っていない友人

なかなか会えないけれど、元気にしていますか。今年こそ、どこかで集まれたら嬉しいです。

3

去年会った友人

去年は会えて嬉しかったです。今年もまた、ごはんに行こうね。

4

遠くに住む友人

遠くにいても、年賀状で近況が分かるのが嬉しいです。今年は会いに行けたらと思っています。

5

子どもが生まれた友人へ

赤ちゃん、大きくなったかな。会えるのを楽しみにしています。今年もよろしくね。

「去年」は、忌み言葉の「去る」を避けて「昨年」にする慣習があります。 友人あてなら気にしなくても構いませんが、迷うなら「昨年」にしておけば済みます。

両親への文例

自分の親に年賀状を出すかどうかは、家によります。 出す家なら、感謝と、今年の予定を書きます。

1

基本

昨年はいろいろとありがとう。今年は春にでも、ふたりで顔を出します。

2

結婚後はじめて

昨年は結婚に際して、たくさん支えてもらいました。ふたりで新しい年を迎えています。今年もよろしくお願いします。

3

離れて暮らす親へ

寒い日が続くので、体に気をつけてください。連休には帰ります。

親には、改まった敬語で書く必要はありません。 ふだん話しているのと同じ言葉で構いません。 ただ、連名の年賀状に書く一言は、夫(妻)も読むので、家族だけの内輪の言葉は控えめにします。

義父母への文例

いちばん迷うのが、義父母への一言です。 改まりすぎるとよそよそしく、くだけすぎると失礼になりそうで、線が分かりません。

基準は、丁寧な話し言葉です。 「ございます」を重ねた文ではなく、「ありがとうございました」「よろしくお願いします」で終わる程度の丁寧さにします。

1

結婚後はじめて

昨年はお心遣いをいただき、ありがとうございました。ふたりで新しい年を迎えています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2

訪問の予定を添えて

昨年は大変お世話になりました。春には改めてご挨拶に伺えればと思っています。

3

体調を気づかって

寒い日が続きますので、どうぞお体を大切になさってください。今年もよろしくお願いいたします。

義父母あての一言は、夫(妻)と相談して決めると安心です。 その家で「親にどんな言葉を使うか」は、育った側がいちばん知っています。 一言だけでも読んでもらえば、「よそよそしすぎる」「くだけすぎ」が分かります。

避けたい書き方

一言で気をつけたいのは、言葉の選び方です。

避けたい

  • 去る、失う、別れる、切れる(忌み言葉)
  • 「去年」の連発
  • 自分の近況だけで終わる
  • 義父母に、内輪の言葉やあだ名
  • 親に「孫はまだ」のような話題を先回りして書く

言い換え

  • 昨年、旧年
  • 「昨年はお世話になりました」
  • 「次」か「今年の予定」を一行足す
  • 「お義父さん・お義母さん」の呼び方は、夫(妻)に確認
  • 今年の予定(訪問など)を書く

義父母への一言で、いちばん避けたいのは「呼び方を間違えること」です。 宛名は「◯◯ ◯◯様」でよいのですが、本文で呼びかける場合は、夫(妻)がふだん使っている呼び方に合わせます。

相手ごとに考えない。「次」を基準にする

全員分の一言を、相手ごとにゼロから考えると、時間がかかります。 基準を1つにします。 その相手との「次」を書く、です。

友人なら「次に会うこと」。 親なら「今年、会う予定」。 義父母なら「今年のお願い」と「次の訪問」。

「次」が一行入っていれば、事務的な一言になりません。 近況を書きたければ、その前に一行足すだけです。 2行で、どの相手にも書けます。

一枚のはがきを、夫の手がテーブル越しに受け取っている
義父母あては、夫に見てもらった。

みさきの、親あての一言

12月の第3週、印刷の終わった年賀状に一言を書いていました。 友人の分は、「今年こそ会おうね」で次々に書けました。

手が止まったのは、両家の親あてです。 自分の親には何を書いても平気なのに、連名だと夫も読むと思うと、言葉が選べなくなりました。 義父母あては、どこまで丁寧にすればいいのか分かりませんでした。

母に電話すると、母は「うちには何を書いてもいいわよ」と笑ってから、こう言いました。

電話で「いつ来るかが書いてあると嬉しい」と言う母
「①感謝だけ書く、②春に行くと書く、③体に気をつけてと書く。どれにする?」 母さんは、いつ来るかが書いてあると嬉しいわね。それだけで十分よ。お義母さんには、夫さんに聞きなさい。どれでもいいのよ。

わたしは、自分の親には「春にふたりで顔を出します」と書きました。 義父母あては、夫に一言を見てもらって、「昨年はお心遣いをありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします」にしました。 夫は「それでいいよ」とだけ言いました。

10分で書く手順

一言は、相手の種類ごとにまとめて書くと速いです。

1

相手を3つに分ける

友人、自分の親、義父母。住所録に印を付けます。

2

3種類の文を決める

友人「近況+次に会う」、親「感謝+今年の予定」、義父母「感謝+今年のお願い」。

3

義父母の文は、夫(妻)に見せる

呼び方と丁寧さの確認。30秒で済みます。

4

同じ種類をまとめて書く

友人の分を続けて書き、次に親、義父母。個別に変えたい相手だけ、一言を足します。

個別に文を変えたい友人は、多くても3〜5人にしておくと現実的です。 残りは型のままで、十分に伝わります。

夜のテーブルで、最後の一枚を書き終えるみさき
2行あれば、どの相手にも書けた。
友人には「次」を、親には「今年の予定」を。
2行あれば、どの相手にも書ける。

よくある質問

友人への年賀状のメッセージは、何を書けばいいですか。
近況を一行と、「次に会う」約束を一行です。「昨年結婚しました。今年こそ会おうね」のように、2行で足ります。
親に年賀状を出すものですか。
家によります。出す家なら、感謝と今年の予定(「春に顔を出します」など)を書きます。敬語は不要です。
義父母への一言は、どのくらい丁寧に書きますか。
丁寧な話し言葉です。「ありがとうございました」「よろしくお願いいたします」で終わる程度にし、夫(妻)に一度読んでもらうと安心です。
結婚後はじめての年賀状で、友人に何を伝えればいいですか。
「昨年◯月に結婚しました」の一行と、「落ち着いたら会いたい」の一行です。写真がなくても、この2行で報告になります。
「去年」と書いてもいいですか。
友人あてなら気にしなくて構いませんが、「昨年」にしておけば、目上の方にも同じ文が使えます。
写真付き手紙:デジタル版

はがきの代わりに

新年のあいさつを、LINEで送れる手紙にする方法もあります。

写真付き手紙:デジタル版を見る
その先に

写真とことばは、家族のページに

撮った写真とそのときのことばを、1つのページにまとめておけます。

公開の期限はありません。

アルバム:デジタル版を見る

※この記事は物語シリーズ「みさきの、はじめての年賀状」の1話です。 登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。 提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。 作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。 ご家族と相談のうえ、ご判断ください。

結婚のご報告を、LINEで