はがき売り場で、「通常はがき」「インクジェット紙」「私製」と並んでいて、違いが分かりませんでした。 切手を貼るものと貼らないものがあるのも、そのとき初めて知りました。 この記事では、寒中見舞いに使うはがきの種類と切手の料金、選び方をまとめます。
- 種類は通常はがき(切手不要)と私製はがき(切手を貼る)の2つ
- 料金はどちらも85円。私製はがきは、はがき代に切手代が加わる
- 選ぶ基準は枚数と手間。少なければ私製、多ければ通常はがき
- 通常はがきと私製はがきの違いが分からない
- 「インクジェット紙」は何が違うのか知らない
- 私製はがきに貼る切手が何円か分からない
- 喪中の相手に、どんなはがきを使えばいいか迷う
- 絵柄付きにしたいが、寒中見舞いに合うものが分からない
はがきの種類は、2つに分かれる
寒中見舞いに使えるはがきは、大きく2つに分かれます。 違いは、切手が要るかどうかです。
| 種類 | 発行 | 切手 | 絵柄 |
|---|---|---|---|
| 通常はがき | 日本郵便 | 不要(料額85円が印刷済み) | 基本は無地。通信面に自分で書くか印刷する |
| 私製はがき | 文具メーカーなど | 必要(85円) | 絵柄付きが多い。冬の花、雪景色など |
通常はがきは「官製はがき」と呼ばれることもあります。 郵便局やコンビニで買え、料金が印刷されているので、そのままポストに入れられます。
私製はがきは、はがきの規格(大きさ・厚さ)を満たした紙で、料金の印刷がありません。 だから、85円の切手を自分で貼ります。
私製はがきは、切手を貼ってから出す。
通常はがき:無地とインクジェット紙
通常はがきには、無地とインクジェット紙の2つがあります。 日本郵便の現行料金で、どちらも85円です。
| 種類 | 向いている使い方 | 注意 |
|---|---|---|
| 通常はがき(無地) | 手書き、印刷所への依頼 | 家庭用プリンターでも印刷できるが、インクのにじみが出ることがある |
| 通常はがき(インクジェット紙) | 自宅のプリンターで印刷 | 手書きにも使えるが、紙の表面がやや違う |
手書きで出すなら、どちらでも構いません。 自宅で通信面を印刷するなら、インクジェット紙を選ぶと仕上がりが安定します。
通常はがきの絵柄は、料額印面(切手にあたる部分)の小さな図柄だけです。 通信面は白いので、寒中見舞いらしさは文面と手書きの字で出します。 無地だからといって、寒中見舞いとして格が下がることはありません。
出典:日本郵便「国内の料金表(手紙・はがき)」通常はがき 85円
私製はがき:絵柄と切手
私製はがきは、文具店や雑貨店、通販で買えます。 寒中見舞い向けには、椿、水仙、梅、雪景色、冬の鳥などの絵柄がよく使われます。
選ぶときの注意は、次の2つです。
- 年賀の絵柄を避ける:干支、松竹梅、日の出、賀詞入りは、遅れた年賀状に見えます
- 喪中の相手には控えめに:華やかな色や金銀の箔は避け、無地か淡い絵柄にします
切手は85円を、宛名面の左上に貼ります。 私製はがきには、切手の位置が枠で印刷されていることが多いので、そこに貼ります。
切手の絵柄は、普通の切手で構いません。 相手が喪中の場合は、郵便局で扱っている弔事用の切手を使うと、より丁寧です。
切手はいくら?料金の整理
「寒中見舞いの切手はいくら」と迷う方が多いので、整理します。
| はがき | 追加で必要なもの | 1枚あたりの郵便料金 |
|---|---|---|
| 通常はがき(無地・インクジェット紙) | なし | 85円(はがき代に含まれる) |
| 私製はがき | 85円切手 | 85円(はがき代とは別) |
つまり、郵便料金はどちらも85円です。 違うのは、その85円を「はがきを買うときに払う」か「切手として別に払う」かです。
私製はがきは、はがき自体の値段(絵柄付きの紙代)が別にかかるので、 合計では通常はがきより高くなるのが普通です。 その分、絵柄で気持ちを表せます。
料金は変わることがあるので、出す前に日本郵便の料金表で確認してください。
喪中の相手に出すとき
相手が喪中の場合、はがきの選び方が少し変わります。
無地か、淡い絵柄
華やかな色、金銀、花が大きく描かれたものは避けます。通常はがきの無地がいちばん無難です。
年賀の要素をなくす
年賀はがき、干支、松竹梅は使いません。「賀」「寿」の字が入った絵柄も避けます。
切手は弔事用も選べる
私製はがきなら、郵便局の弔事用切手を使うと丁寧です。普通の切手でも失礼ではありません。
文面はお悔やみを中心に
はがきを整えるより、文面で「ご服喪中と伺い」「心よりお悔やみ申し上げます」を入れることのほうが大切です。
通常はがきの無地に、丁寧に手書きする。 喪中の相手には、これがいちばん安心な選び方です。
枚数と手間で決める
通常はがきと私製はがき、どちらにするか。 基準を1つにするなら、枚数と手間です。
枚数を数える
出す相手が何人か。書き損じの予備を1〜2枚足します。
少なければ、私製はがき
3〜5枚なら、絵柄を選んで切手を貼る手間も楽しめます。1枚ずつ違う絵柄にもできます。
多ければ、通常はがき
10枚を超えると、切手を貼る手間が増えます。通常はがきならそのまま出せます。
迷ったら、通常はがき
切手が要らず、喪中の相手にも使え、寒中見舞いとして不足はありません。
絵柄にこだわりたい気持ちがあっても、枚数が多いなら通常はがきに手書きの一言を添えるほうが、 結果として丁寧に見えることが多いです。
みさきの売り場
1月の第2週、文具店のはがき売り場に立っていました。 「私製はがき」と書かれた棚に、椿や雪の絵柄のはがきが並んでいます。 その横に、郵便局と同じ通常はがきもありました。
私製はがきには「切手を貼ってください」と小さく書いてあります。 切手が何円なのか、その場では分かりませんでした。
母に電話すると、母は「何枚出すの?」と聞きました。 「3枚」と答えると、こう言われました。
わたしは、椿の私製はがきを3枚と、85円切手を3枚買いました。 枚数が少なかったので、切手を貼る手間は気になりませんでした。
インクジェット紙に手書きしてもいいか
「インクジェット紙は印刷用だから、手書きには向かない」と思われがちですが、 手書きにも使えます。
表面がやや滑らかなので、ペンによっては乾きが少し遅く感じることがあります。 書いたあとに手でこすらないようにすれば、にじむことはほとんどありません。 気になるなら、無地の通常はがきを選べば済みます。
逆に、無地の通常はがきに家庭用プリンターで印刷することもできます。 ただ、インクの乗りがインクジェット紙より弱く、色が薄く出たり、にじんだりすることがあります。 印刷するならインクジェット紙、手書きならどちらでも、と覚えておけば十分です。
料金はどちらも85円で変わりません。
はがきを選んだあとに確認すること
買ったあとに確認しておくと、出すときに慌てません。
- 私製はがきなら、切手を貼る枠の位置を確認する(宛名面の左上)
- 通常はがきなら、料額印面の「85」が印刷されていることを確認する
- 相手が喪中なら、絵柄が控えめかを見直す
- 書き損じ用に、予備が1〜2枚あるか
書き損じた通常はがきは、郵便局で所定の手数料を払えば交換できます。 私製はがきは交換できないので、下書きをしてから書くと安心です。
私製はがきは、85円切手を貼る。
よくある質問
はがきの代わりに
新年のあいさつを、LINEで送れる手紙にする方法もあります。
写真とことばは、家族のページに
撮った写真とそのときのことばを、1つのページにまとめておけます。
公開の期限はありません。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、はじめての年賀状」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
