プロポーズを受けた翌週。まだ何も決まっていません。 両家の顔合わせをいつにするか、そこから決めることになりました。 この記事では、日取りの目安と、決める前に確認しておきたいことをまとめます。
- 顔合わせの時期に決まりはない。目安は挙式の6か月〜3か月前
- 挙式をするかどうかで、逆算の起点が変わる
- 決まらないときは、候補を足さずに消していく
- 早すぎると急かしているように見えないか気になる
- 遅すぎて失礼にならないか心配になる
- そもそも挨拶と顔合わせ、どちらが先か分からない
- 両家の住まいが離れていて、日程が合わせにくい
- 入籍日を先に決めてしまってよいのか迷う
顔合わせに、決まった時期はありません
最初に、あまり役に立たないことを書きます。
顔合わせをいつまでにしなければならない、という決まりはありません。 法律で定められているわけでも、しきたりとして固定されているわけでもない。 極端に言えば、入籍したあとでも構いません。
ただ、そう言われても決まらないのが実際のところです。 だから目安を置きます。多くの場合、挙式の6か月から3か月前あたりで行われます。 挙式をしない場合は、入籍の3か月から1か月前が一つの目安になります。
みさきは、カレンダーを開いたまま10分ほど動けませんでした。 早すぎると、こちらが急いでいるように見える気がする。 遅いと、相手のご両親に軽く見られている気がする。 どちらにも理由がつくので、決め手がありません。
挙式をするかどうかで、逆算の仕方が変わる
迷いを減らすには、先に何から逆算するかを決めることです。
挙式をする
挙式日から逆算します。会場の予約や衣装の準備があるため、6〜3か月前が目安です。
挙式をしない
入籍日から逆算します。3〜1か月前が目安。急ぐ理由がないぶん、都合を優先しやすくなります。
まだ決めていない
顔合わせの場で相談する、という進め方もあります。決まっていないことを、隠さずに伝えます。
パターン3を選ぶ方は、思っているより多くいます。 顔合わせは、決まったことを報告する場ではありません。 これから決めることを、両家で共有する場でもあります。
むしろ、すべて決めてから顔合わせをすると、 ご両親の側に「相談されなかった」という気持ちが残ることがあります。 日取りを急いで決めるより、何を相談したいかを先に整理するほうが役に立ちます。
母は、こういうときに三つ並べます。そして最後に「どれでもいいのよ」と言います。 選ばせてくれるのに、選ばせてくれない。 みさきは昔からこれが少し苦手で、少し助かっています。
日取りより先に、確認しておきたい3つ
日にちを決める前に、確認しておくと後戻りが減るものがあります。
両家の休みの取り方
平日休みの職業、シフト制、農繁期、決算期。 「土日ならいつでも」が通じない家庭は珍しくありません。 先に聞いておくと、候補日を出し直す手間がなくなります。
移動の負担がどちらに寄るか
遠方から来ていただく側には、交通費と時間の負担がかかります。 日帰りできるか、宿泊が必要かで、日程の組み方も変わります。 泊まりになるなら、翌日に予定を入れない配慮も要ります。
体調や介護の事情
ご両親の年齢によっては、長時間の外出が負担になることがあります。 季節や時間帯も含めて、無理のない日を選びます。 真夏と真冬を避けるだけでも、当日の負担がずいぶん違います。
この3つは、どれも相手の家に直接聞きにくいことです。 だからこそ、それぞれが自分の親に聞いて、ふたりで持ち寄る形にします。
決められないときは、消していく
ここまで読んで、まだ決まらない方へ。
顔合わせの日程は、足していく問題ではなく、引いていく問題です。 「いつがいいか」を考えると候補が無限にあって決まりません。 でも「この日は無理」という条件は数が限られています。 3つか4つ消せば、残るのは数日です。
カレンダーを3か月分だけ広げる
まず期間を区切ります。1年先まで見ると決まりません。 挙式の予定があるならそこから逆算した3か月、なければ今日から3か月。 この中だけで考えます。
両家のどちらかが動けない日を消す
仕事、法事、通院、決算期、農繁期。 前の章で確認したことが、そのまま材料になります。 ここでいちばん多く消えます。
移動が負担になる日を消す
遠方から来ていただく場合は、真夏と真冬を外します。 連休の中日も、道路と交通機関が混みます。 「行けるか」ではなく「疲れないか」で見てください。
会場が取りにくい日を消す
年末年始、お盆、大型連休。 個室のあるお店は、この時期に埋まります。 日を決めてから店が取れず、やり直しになるのを防ぎます。
5つ以上残ったら、いちばん近い日から順に候補にしてください。 迷う理由がないなら、早いほうが後の準備が楽になります。
消去法のいいところは、選んだ理由を説明できることです。 「なんとなくこの日」ではなく「ここしか空いていなかった」と言えると、 ご両親にも伝えやすくなります。
候補日の出し方
日程調整は、こちらから候補を出したほうが早く決まります。
| やること | 目安 |
|---|---|
| 候補日を出す | 3つ程度。曜日と時間帯まで添える。多すぎると、かえって決まりません |
| 伝える相手 | それぞれが自分の親へ。相手の親に直接聞くのは、この段階では避けたほうが無難です |
| 返事を待つ期間 | 1週間程度。急かさず、決まらなければ候補を出し直します |
| 決まったら | 両家に同じ内容を、同じタイミングで伝えます |
ひとつだけ提示すると、都合が悪いときに断る手間をかけさせます。 選べる形にしておくのが、いちばんの配慮です。
みさきが、いつにしたか
彼から返ってきたのは、こうでした。
「うちの親、休みが不定期なんだ」
それを聞いて、みさきは候補日を出す順番を変えました。 先に彼のご実家の都合を聞いて、そこから合わせることにしたのです。 自分の親のほうが、日程を動かしやすいと分かっていたからでした。
そこからは、消していく作業でした。 3か月分のカレンダーを広げて、彼のご実家が動けない日を消す。 自分の親の予定を消す。真夏の週末を消す。お盆を消す。 残ったのは3つでした。
その中で、いちばん近い日を選びました。 決まったのは3週間後の日曜日です。 母に伝えると、「ずいぶん先だと思っていたけど、あっという間ね」と言われました。
早すぎるとも、遅すぎるとも、誰にも言われませんでした。 気にしていたのは、たぶん自分だけだったのだと思います。
いつなら無理か、から考える。
よくある質問
顔合わせが終わると、次は報告です
職場に、友人に、遠くの親戚に。はがきを出すほどではないけれど、 きちんと伝えたい。そんなときの選択肢を、ひとつ用意しています。
顔合わせの写真と、その日のことばを両家に
そろって撮った1枚と、交わした言葉を、1つのページにまとめておけます。 写真を送っていただくだけで、こちらでお作りします。公開の期限はありません。
※この記事は物語シリーズ「みさきの結婚準備」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
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※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
顔合わせの時期や進め方は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
