結婚の挨拶、女性の服装は?ワンピースの選び方と避けたい色

第4話 結婚の挨拶、女性の服装は?|みさきの結婚準備
みさきの結婚準備 第4話

クローゼットの前で、3着出して全部戻しました。 仕事着は派手だし、かしこまりすぎても浮く気がします。 この記事では、挨拶の服装の選び方と、避けたほうが無難なものをまとめます。

この記事の要点
  1. 迷ったら「清潔感」だけで決めていい。他は後回しでよい
  2. 膝が隠れる丈のきれいめワンピースが最も無難
  3. 座ったときにどう見えるかを鏡の前で確認しておく
こんなこと、ありませんか
  • 仕事着は派手すぎるし、かしこまりすぎても浮く気がする
  • 手持ちの服で行けるのか、買うべきなのか分からない
  • 黒はよくないと聞くが、本当かどうか判断できない
  • ネイルやアクセサリーをどこまで落とすべきか迷う
  • 季節によって何を足せばいいのか見当がつかない

迷ったら、清潔感だけで決めていい

先に結論を書きます。

服装で見られているのは、センスでも、値段でもありません。 「この場をきちんと考えて来たかどうか」が伝わるかどうかです。 それは、清潔感というひとつの基準にほぼ集約されます。

シワがない。毛玉がない。靴が汚れていない。
この3つだけで、必要なことの大半は満たせます。

逆に言えば、どれだけ形が正しくても、 袖口がよれていたり靴が汚れていたりすると、そこだけが目に留まります。 服を選ぶより、手入れをするほうが効きます。

クローゼットの前で3着並べて迷っているみさき
3着出して、全部戻した。まだ何も決まっていない。

ワンピースを選ぶときの目安

いちばん無難なのは、膝が隠れる丈のきれいめワンピースです。 1枚で形が決まり、迷う要素が少なくて済みます。

項目目安
丈 座ったときに膝が隠れる長さ。立ったときではなく、座って確認します
袖 五分袖から長袖。ノースリーブなら上に何か羽織ります
襟ぐり 詰まっているもの。前かがみになったときに開かないか確認します
色 ネイビー、ベージュ、グレー、くすんだピンクなど落ち着いた色
柄 無地か、目立たない小柄。大きな花柄は避けたほうが無難です
素材 シワになりにくいもの。移動時間が長い場合は特に

避けたほうが無難なもの

控えたい

  • 膝上の短い丈
  • 肩や胸元が開いたもの
  • 全身黒のコーディネート
  • 光沢の強い素材
  • 大きなロゴやブランド柄
  • デニム・カジュアルすぎる素材

選びたい

  • 膝が隠れる丈
  • 襟ぐりが詰まったもの
  • ネイビー・ベージュ・グレー
  • マットな素材
  • 無地か目立たない小柄
  • 座ってもシワにならないもの

黒はよくない、というのは本当か

厳密な決まりではありません。ただ、全身黒は喪服を連想させるため、 避けたほうが無難とされています。

黒のワンピースしか手元にない場合は、 明るい色のカーディガンやストールを合わせれば印象が変わります。 色を足すだけで、十分に対処できます。

ハンガーにかけた服を見ながら話す母
「①きれいめのワンピース、②ブラウスとスカート、③ジャケットを羽織る。どれにする?」 母さんのときはスーツだったのよ、昔はそれが普通だったから。どれでもいいのよ。

母は三つ並べて、最後にいつもの言葉を足しました。

ちなみに②のブラウスとスカートも、悪くない選択です。 手持ちで組み合わせやすく、買い足さずに済むことが多い。 ワンピースがないなら、こちらで十分です。

靴・バッグ・アクセサリー

1

靴は、脱ぐことを前提に

実家に伺うなら、玄関で靴を脱ぎます。 ストッキングの状態まで見えます。 伝線に備えて予備を持っておくと安心です。 ヒールは3〜5cm程度の低めが歩きやすく、座ったときも落ち着きます。

2

バッグは、床に置ける形を

座卓の部屋では、バッグを床に置くことになります。 自立する形だと扱いやすい。 大きすぎるものより、A4が入らない程度の小ぶりなものが向いています。

3

アクセサリーは、揺れないもの

小ぶりのピアスかイヤリング、細いネックレス程度に留めます。 音が鳴るもの、大きく揺れるものは避けます。 指輪は婚約指輪をしていく方もいますが、 まだ報告前なので外していく方も多いようです。

4

ネイルは、落とさなくてよい

派手でなければそのままで構いません。 ただ長さのあるもの、ストーンがついたもの、濃い色は 気になる方もいます。ベージュやピンクベージュなら安心です。

座ったときに、どう見えるか

ここが見落とされがちです。

服を選ぶとき、人は鏡の前に立って見ます。 でも挨拶の当日、ほとんどの時間は座っています。 座卓なら正座か、足を崩した姿勢です。

立っているときは膝が隠れていても、 座ると10cm近く上がります。前かがみになれば襟元も開きます。 買う前でも、家を出る前でもいいので、一度座って鏡を見てください。

確認するのは3つです。
膝が隠れているか。襟元が開かないか。シワが目立たないか。
靴とバッグを並べて確認している手元
服より先に、靴を磨いておけばよかった。

季節ごとに、足すもの

服の形が決まったら、あとは季節で調整するだけです。

季節足すもの注意すること
春・秋 薄手のカーディガンかジャケット いちばん服装で困らない時期です。半袖なら1枚羽織ります
夏 五分袖以上、または羽織るもの ノースリーブは避けます。冷房が強い部屋もあるので、薄手の羽織が1枚あると安心です
冬 コート・ベージュのストッキング コートは玄関に入る前に脱ぎ、たたんで腕にかけます。黒の厚手タイツは避けたほうが無難です

冬のコートは、意外と見られています。 家に入ってから脱ぐのではなく、外で脱いでおく。 この所作ひとつで、印象がずいぶん変わります。

持っていくもの

当日の持ち物
  • 手土産(紙袋から出して渡すので、包装のまま)
  • 予備のストッキング
  • ハンカチ(タオル地ではなく布のもの)
  • 小さな鏡(到着前に髪を直す用)
  • 常備薬(緊張で体調を崩す方もいます)

予備のストッキングは、実際に助かります。 玄関で脱いだ靴の中で伝線に気づくということが、まれに起きます。

みさきが選んだもの

結局、みさきが選んだのは母の案②でした。

持っていたネイビーのワンピースは、座ると膝が出ることが分かったのです。 買い足すほどの時間もなかったので、 手持ちの白いブラウスと、グレーのスカートを合わせました。

迷ったのは靴でした。仕事で履いているパンプスは、 かかとが少し削れている。買うかどうか3日考えて、 結局は磨いて済ませました。

当日、玄関で靴を脱いだとき、 誰もこちらの足元を見ていませんでした。 代わりに、お母さんが「その色、よく似合ってるわね」と言ってくれました。 ブラウスのことでした。

帰ってから母にそう話すと、「そういうものよ」と言われました。 選ぶのに時間をかけたことは、たぶん伝わっている。 何を選んだかではなく、迷った時間のほうが残るのだと思います。

鏡の前で身支度を終えたみさき
選ぶのに3日、見られたのは色だけだった。
正しさより、
手入れのほうが伝わる。

よくある質問

パンツスタイルでもよいですか。
問題ありません。きれいめのセンタープレスパンツに ブラウスやジャケットを合わせれば、十分に整った印象になります。 ただし座卓の部屋では、足を崩したときに裾が上がるので、 丈と靴下の見え方だけ確認しておいてください。
黒は本当にNGですか。
決まりではありません。ただ全身黒は喪服を連想させるため、 避けたほうが無難とされています。黒のワンピースを着るなら、 明るい色のカーディガンやストール、コサージュなどで 色を足せば印象が変わります。
ネイルはどうすればよいですか。
派手でなければそのままで構いません。 ベージュ系やピンクベージュなら安心です。 長さのあるもの、ストーンがついたもの、 濃い色や個性的なデザインは、気にされる方もいます。 落とす必要まではありませんが、当日までに整えておくとよいです。
季節によって、何を変えればよいですか。
夏はノースリーブを避け、羽織るものを1枚持ちます。 冷房対策にもなります。冬はコートを玄関の外で脱ぎ、 たたんで腕にかけてから玄関に入ります。 タイツは黒の厚手ではなく、ベージュのストッキングが無難です。
新しく買うべきですか。手持ちで済ませてよいですか。
手持ちで問題ありません。 清潔感が保てているかのほうが大事です。 ただ、この先も顔合わせ・親族の集まりと着る機会が続くので、 きれいめのワンピースを1着持っておくと、 そのたびに迷わずに済みます。
この先のこと

顔合わせが終わると、次は報告です

職場に、友人に、遠くの親戚に。はがきを出すほどではないけれど、 きちんと伝えたい。そんなときの選択肢を、ひとつ用意しています。

写真付き手紙:デジタル版を見る
その先に

顔合わせの写真と、その日のことばを両家に

そろって撮った1枚と、交わした言葉を、1つのページにまとめておけます。 写真を送っていただくだけで、こちらでお作りします。公開の期限はありません。

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※この記事は物語シリーズ「みさきの結婚準備」の1話です。 登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。 提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。 服装の作法は、地域・家庭・季節によって異なります。 ご家族と相談のうえ、ご判断ください。

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