自分の服より、両家で格が揃うかのほうが心配になってきました。 片方だけかしこまっていたら、気まずいはずです。 この記事では、服装の合わせ方と、揃えるための伝え方をまとめます。
- いちばん大事なのは両家で格を揃えること。自分の服は二の次
- 揃える方法はひとつ。先に決めて、先に伝える
- 会場の格に合わせる。料亭なら一段上、レストランなら一段下
- 片方だけかしこまっていたら気まずいと思っている
- 相手の家に服装を聞きたいが、聞き方が分からない
- スーツなのか、もっと軽くていいのか判断がつかない
- 親の服装まで自分が決めるべきか迷っている
- 写真に残ることを、どこまで意識すべきか分からない
いちばん大事なのは、揃っていること
顔合わせの服装で、最も避けたいのは何か。
派手すぎることでも、地味すぎることでもありません。 片方の家だけが浮いていることです。
一方がフォーマルなスーツと着物、もう一方がカジュアルなシャツとワンピース。 この状態になると、両方が気まずくなります。 かしこまった側は「大げさだったか」と思い、 軽装の側は「失礼だったか」と思う。どちらにも得がありません。
ここだけ押さえれば、あとは大きく外しません。
格を揃える、たったひとつの方法
方法はひとつしかありません。先に決めて、先に伝えることです。
「どうしましょうか」と相談を始めると、 お互いが遠慮して決まりません。 こちらから案を出して、確認を取る形にしてください。
会場の格から、大枠を決める
料亭・ホテルならフォーマル寄り、 レストランならセミフォーマル。 店の雰囲気に合わせるのが、いちばん自然です。
ふたりで先に決める
本人ふたりの服装を先に固めます。 ここが基準になります。 親はそこに合わせる形になるので、順番が逆だと決まりません。
それぞれが、自分の親に伝える
「私たちはこういう服装で行きます」と具体的に伝えます。 抽象的な言葉は避けてください。 「きちんとした格好で」は、人によって幅が違います。
両家で共有する
それぞれの親が着るものが決まったら、 本人同士で内容を共有します。 ずれていれば、この段階で調整できます。
伝えるときの言い方
抽象的に言うと、必ずずれます。
伝わらない
- きちんとした格好で
- 平服で
- そんなに気を遣わなくていい
- 普通でいいよ
伝わる
- 彼はダークスーツ、私はワンピースにします
- お店は個室の日本料理です
- 向こうのお母様はスーツだそうです
- 着物は着ない方向で揃えました
右側はすべて具体物か、事実の共有です。 相手はそれを聞いて、自分で判断できます。
本人の服装
| フォーマル寄り | セミフォーマル | |
|---|---|---|
| 女性 | 上品なワンピースまたはアンサンブル。膝が隠れる丈 | きれいめワンピース、ブラウス+スカート |
| 男性 | ダークスーツにネクタイ | ジャケットにスラックス。ネクタイは任意 |
| 色 | ネイビー、グレー、ベージュ | 同左。全身黒は避けます |
| 会場 | 料亭・ホテル | レストラン・カジュアルな個室 |
迷ったらフォーマル寄りにしておくほうが無難です。 少しかしこまりすぎても失礼にはなりませんが、 軽すぎると「この場を軽く見ている」と受け取られることがあります。
和装をどうするか
着物を着るかどうかは、必ず両家で揃えてください。
片方の母親だけが着物だと、格の差が大きく見えます。 着物は洋装より一段上に見えるため、 もう一方が「準備不足だった」と感じることになります。
着たい場合は、先に相手の家に伝えて、揃えるか確認する。 それが難しければ、洋装で揃えるほうが安全です。
いつもなら三択を出す人です。 今回だけは、こちらでどうにかしろということでした。
写真に残ることを、どこまで意識するか
顔合わせでは、記念写真を撮ることが多くあります。 両家が全員揃う写真は、後から見返す機会が意外とあります。
とはいえ、写真映えを優先する必要はありません。 意識するのは2点だけです。
全身が写る
立って撮ることが多いので、靴まで見えます。座ったときだけでなく、立ち姿も確認を。
色が並ぶ
6人が並ぶと、色の印象がまとまります。全員が黒だと重く、明るすぎると散ります。
色まで揃える必要はありませんが、 誰か一人だけが極端に明るい・暗いという状態は避けたいところです。 これも、事前の共有で防げます。
小物と身だしなみ
服が決まったら、あとは細部です。 ここは自分だけの問題なので、揃える必要はありません。
靴は、脱ぐ可能性を考えて
座敷の個室だと、靴を脱ぎます。 ストッキングや靴下の状態まで見えます。 ヒールは3〜5cm程度が歩きやすく、写真でも自然です。
バッグは、床に置ける形を
個室では椅子の横か足元に置きます。 自立する形だと扱いやすい。 大きすぎないものを選んでください。
髪は、顔にかからないように
食事の場なので、髪が落ちてくると気になります。 耳にかけるか、低い位置でまとめると楽です。 写真でも顔が見えます。
香りは控えめに
個室で食事をします。 香水は普段より弱くするか、つけないほうが無難です。 料理の香りと混ざると、年配の方には負担になります。
みさきがしたひと工夫
母は答えを出しませんでした。 「向こうのお母様に、聞いてみたら」とだけ言って、台所に戻ってしまったのです。
みさきは、それが少し不親切だと思いました。 彼を通して聞けばいいのに、なぜ自分から連絡しなければならないのか。
それでも、3日後にメッセージを送りました。 彼のお母さんの連絡先は、挨拶のときに交換していたのです。
書いたのは、こうでした。
返信はその日のうちに来ました。 「ちょうど迷っていたので助かりました」と書かれていました。 向こうも同じことで困っていたのです。
結局、両家の母親はどちらもスーツになりました。 着物の話は、最初から誰も出しませんでした。
あとで母に報告すると、「そう」とだけ言われました。 自分で連絡したことについては、何も言われませんでした。 それでよかったのだと思います。
先に伝えるほうが難しい。
よくある質問
顔合わせが終わると、次は報告です
職場に、友人に、遠くの親戚に。はがきを出すほどではないけれど、 きちんと伝えたい。そんなときの選択肢を、ひとつ用意しています。
顔合わせの写真と、その日のことばを両家に
そろって撮った1枚と、交わした言葉を、1つのページにまとめておけます。 写真を送っていただくだけで、こちらでお作りします。公開の期限はありません。
※この記事は物語シリーズ「みさきの結婚準備」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
服装の格や和装の扱いは、地域・家庭によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
