寒中見舞いはいつからいつまで?松の内明けから立春の前までの出し方

第14話 寒中見舞いはいつからいつまで?|みさきの、はじめての年賀状
みさきの、はじめての年賀状 第14話

1月8日の朝、届いた年賀状の束を見返していて、返していない相手が3人いることに気づきました。 年賀状で返すには遅い気がして、でも寒中見舞いは「いつから」なのか、はっきり知りませんでした。 この記事では、寒中見舞いを出す時期と、早すぎた・遅すぎたときの扱い、投函日の決め方をまとめます。

この記事の要点
  1. 寒中見舞いの時期は、松の内が明けてから立春の前まで
  2. 一般に1月8日ごろから2月はじめまで。地域で松の内は変わる
  3. 迷ったら、投函日を1月中に1日決めて逆算する
こんなこと、ありませんか
  • 寒中見舞いは「いつから」出していいのか知らない
  • 「いつまで」に出せばいいのか、期限が分からない
  • 松の内という言葉は聞くけれど、日付が曖昧
  • 1月7日に出したら早すぎるのか迷う
  • 2月に入ってから気づいて、もう遅いのか不安

寒中見舞いの時期は、松の内が明けてから立春の前まで

寒中見舞いは、一年でいちばん寒い時期に相手の体調を気づかう、季節のあいさつ状です。 出す時期は、暦で決まっています。

始まりは、松の内が明けてから。 松の内とは正月飾りを飾っておく期間で、そのあいだは年賀状の時期です。 松の内が明けると、年賀の挨拶は終わり、寒中見舞いに切り替わります。

終わりは、立春の前まで。 立春は暦の上で春が始まる日で、2月のはじめです。 「寒中」は立春の前日(節分)までを指すので、寒中見舞いもそこまでです。

区切り一般的な目安それまでは
松の内が明ける 関東は1月7日まで、関西など地域によっては1月15日まで 年賀状の時期
立春 2月のはじめ(毎年少し動く) 寒中見舞いの時期
立春を過ぎたら — 余寒見舞い

つまり、1月8日ごろから2月はじめまでが、寒中見舞いを出せる期間です。

年賀状の時期が終わったら寒中見舞い、
寒中が終わったら余寒見舞い。
テーブルに広げた年賀状の束と、脇に分けた3枚
返していない相手が、3人いた。

松の内は、地域によって違う

「1月8日から」と書きましたが、これは関東の松の内(1月7日まで)を基準にした日付です。 関西など、松の内を1月15日までとする地域もあります。

どちらに合わせるかは、相手の地域で考えるのが基本です。 相手が関西なら、1月15日までは年賀状の時期なので、寒中見舞いは1月16日以降に届くようにします。

とはいえ、相手の地域の慣習を細かく調べる必要はありません。 1月8日以降に出せば、どの地域でも大きく外れません。 早すぎて失礼になる、ということはまずありません。

迷うなら、1月10日ごろを目安にすると、どちらの地域でも寒中見舞いとして受け取ってもらえます。

早すぎるとどうなるか

松の内のあいだ(1月7日まで)に「寒中お見舞い申し上げます」と出すと、 相手はまだ年賀状の時期なので、少し早い印象になります。 失礼にはなりませんが、寒中見舞いらしくはありません。

松の内のあいだなら、無理に寒中見舞いにせず、年賀状として出して構いません。 年賀はがきが残っていなければ、通常のはがきに「あけましておめでとうございます」と書いて出せば、それは年賀状です。

「1月7日までは年賀状、8日からは寒中見舞い」と覚えておけば、迷いません。

遅すぎるとどうなるか

立春を過ぎてから「寒中お見舞い申し上げます」と書くと、暦の上ではもう春です。 この場合は、書き出しを「余寒お見舞い申し上げます」に変えます。

余寒見舞いは、立春を過ぎてもまだ寒い時期に出す、寒中見舞いの続きのようなあいさつ状です。 内容は寒中見舞いと同じで構いません。 「寒さがまだ続きますが」と書き出しに続ければ、自然につながります。

余寒見舞いを出せるのは、一般に2月いっぱいから3月はじめごろまでとされています。 それも過ぎたら、季節のあいさつ状としてではなく、普通の手紙で近況を伝えます。

喪中の相手への時期

寒中見舞いは、相手が喪中のときにもよく使われます。 年賀状を出せない相手に、松の内が明けてから近況とお悔やみを伝えるためです。

この場合の時期も同じで、松の内が明けてから立春の前までです。 ただし、相手からの喪中はがきが年末に届いていた場合は、松の内が明けたらすぐ出すのが自然です。 年賀状を控えた分、早めに気づかいを伝えたほうが、相手も安心します。

自分が喪中で年賀状を控えた場合も同じです。 年賀状をくれた相手に、松の内明けに寒中見舞いで「喪中のためご挨拶を控えました」と伝えます。

迷ったら、投函日を1日決める

「1月8日から2月はじめまで」と分かっても、気づくと1月が終わっていた、ということが起きます。 だから、基準を1つに絞ります。 投函日を、1月中に1日決めるのです。

たとえば「1月15日に出す」と決めれば、 その前日までに文面を書く、その前の週末にはがきを買う、と自然に決まります。

期間の中でいつがいいかで迷う必要はありません。 1月の半ばに出せば、松の内の地域差にも、立春にもかかりません。 それより早くても遅くても、期間内なら問題はありません。

1

投函日を決める

1月8日から1月末のあいだで、都合のいい日を1日。半ばが安心です。

2

前日までに書く

文面は5〜6行で十分。用途(年賀状の返事、喪中の相手、近況)で書き出しを変えます。

3

その前にはがきを買う

年賀はがきは使えません。通常のはがきか、冬らしい絵柄の私製はがきを。

4

出したら、届いた分を確認する

出したあとに届いた年賀状にも、同じ期間内に返します。

壁のカレンダーの前に置かれた白いはがきとペン
決めたのは、1月のどの日に出すか。

みさきの1月8日

1月8日の朝、テーブルに年賀状の束を広げました。 届いたものを一枚ずつ見ていくと、こちらから出していない相手が3人いました。 高校の同級生、前の職場の先輩、夫の学生時代の友人です。

「もう年賀状で返すには遅いよね」と夫に聞くと、「寒中見舞いっていうのがあるよ」と言われました。 言葉は知っていましたが、いつから出していいのかは知りませんでした。

調べると、松の内が明けた今日からで、立春の前までと分かりました。 母に電話で話すと、こう言われました。

台所で電話をしながら笑う母
「①すぐ出す、②1月の半ばに出す、③2月のはじめに出す。どれにする?」 母さんは、松の内が明けたらすぐ書くわね。忘れるから。でも期間内なら、どれでもいいのよ。

わたしは、1月12日に出すことにしました。 理由は、その日までにはがきを買いに行けるからです。 3枚分の文面は、その週末に書きました。

寒中見舞いの時期に、気をつけたいこと

期間そのものは広いのですが、いくつか気をつけたいことがあります。

1

年賀はがきを使わない

寒中見舞いは年賀ではありません。余った年賀はがきで出すと、遅れた年賀状に見えます。通常のはがきを使います。

2

「おめでとう」を書かない

寒中見舞いは年賀の挨拶ではないので、賀詞を使いません。「寒中お見舞い申し上げます」から始めます。

3

相手の喪中に配慮する

相手が喪中なら、お祝いの言葉と華やかな絵柄を避けます。

4

立春を過ぎたら書き出しを変える

「余寒お見舞い申し上げます」にします。内容は同じで構いません。

期間内に出すことより、この4つを外さないことのほうが、相手の受け取り方に影響します。

冬の朝、はがきを3枚手にして玄関を出るみさき
1月12日に、出した。
松の内が明けたら、立春の前まで。
決めるのは、1月のどの日に出すか。

よくある質問

寒中見舞いはいつから出せますか。
松の内が明けてからです。一般に関東では1月8日から、松の内を1月15日までとする地域では1月16日からです。1月8日以降なら大きく外れません。
寒中見舞いはいつまでに出しますか。
立春の前までです。立春は2月のはじめなので、2月はじめまでが目安です。過ぎたら余寒見舞いにします。
1月7日に出したら早すぎますか。
松の内のあいだなので、年賀状の時期です。その日なら年賀状として出すほうが自然です。寒中見舞いにするなら1月8日以降に。
2月になってしまいました。もう出せませんか。
立春の前なら寒中見舞いで出せます。立春を過ぎたら「余寒お見舞い申し上げます」と書き出しを変えて出します。
相手が喪中のときは、いつ出しますか。
同じく松の内が明けてからです。喪中はがきを年末に受け取っているなら、松の内明けにすぐ出すと、気づかいが伝わります。
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※この記事は物語シリーズ「みさきの、はじめての年賀状」の1話です。 登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。 提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。 作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。 ご家族と相談のうえ、ご判断ください。

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