入籍して、住所が変わりました。 年賀状の差出人欄に新しい住所を書くだけでいいのか、一文を添えるべきなのか、分かりませんでした。 この記事では、引っ越しの報告を年賀状で伝える書き方と、誰に伝えるかの決め方をまとめます。
- 引っ越しの報告は、差出人欄の新住所と一文で伝わる
- 伝える相手は「次にこの住所を使う人か」で決める
- 転居はがきを別に出す必要は、年賀状で伝えるならない
- 住所が変わったけれど、年賀状で伝えていいのか分からない
- 差出人欄に新住所を書くだけで、気づいてもらえるか不安
- 転居はがきを別に出すべきか迷っている
- 結婚と引っ越しを同時に伝えると、長くなりそう
- 旧住所あてに届いた年賀状がどうなるか気になる
引っ越しの報告は、差出人欄で伝わる
結論から言うと、年賀状の差出人欄に新しい住所を書けば、引っ越しの報告になります。 相手は年賀状を受け取ったとき、住所録を更新するために差出人欄を見るからです。
ただし、差出人欄だけでは「引っ越したこと」に気づかない相手もいます。 去年と住所が違うと分かる人は、住所録を見比べた人だけです。
そこで、一文を添えます。 「昨年◯月に転居しました。新しい住所は下記のとおりです」のような短い文です。 これがあれば、住所録を見比べなくても、引っ越したことが伝わります。
引っ越したことは、一文で。
新住所の書き方
差出人欄の書き方には、いくつか決まりごとがあります。 守っていないと、住所録に転記するときに相手が困ります。
| 項目 | 書き方 |
|---|---|
| 郵便番号 | 7桁を必ず書く。番号枠があれば枠に、なければ住所の前に「〒」を付けて |
| 住所 | 都道府県から書く。建物名と部屋番号まで省略しない |
| 名前 | 夫婦の連名。旧姓を伝える相手には「(旧姓 ◯◯)」を添える |
| 新住所の目印 | 「新住所」と小さく添えるか、一文で「転居しました」と書く |
| 電話番号 | 書かなくてもよい。書くなら固定電話か、ふたり共通で使う番号 |
とくに建物名と部屋番号の省略は、避けてください。 省略した住所を相手がそのまま住所録に写すと、次に相手が出す郵便が届かないことがあります。
添える一文の例
一文は、短くて構いません。 年賀状の本文の下か、差出人欄の上に入れます。
基本
昨年◯月に転居いたしました。新しい住所は下記のとおりです。
結婚と一緒に
昨年◯月に結婚し、下記に新居を構えました。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
友人向け
引っ越しました。新しい住所はこちらです。遊びに来てね。
目上向け
私事ではございますが、昨年◯月に転居いたしました。今後は下記住所にてよろしくお願い申し上げます。
結婚と引っ越しを同時に伝える場合は、「結婚し、新居を構えました」と1文にまとめると長くなりません。 別々に書くと2行になり、はがきの余白が足りなくなります。
新住所を書く場所:宛名面か、通信面か
差出人の住所は、宛名面の左下に書くのが基本です。 相手の住所と名前の左側、少し小さめの字で、郵便番号から書きます。
通信面(絵柄や本文のある面)に差出人を印刷することもあります。 印刷のテンプレートには、通信面の下に差出人欄が入っているものが多いからです。 どちらでも間違いではありませんが、両方に書く必要はありません。
引っ越しを伝えたいときは、一文と住所を同じ面に置くと分かりやすくなります。 「転居しました」の一文が通信面にあるなら、新住所も通信面に。 宛名面に住所を書くなら、その横に小さく「新住所」と添えます。 相手が住所録を更新するとき、どこを見ればいいかがひと目で分かります。
誰に伝えるかは「次に使う人か」で決める
年賀状を出す全員に、引っ越しを伝える必要があるのでしょうか。 これは、基準を1つに絞ると決まります。
「この人は、次にわたしの住所を使うか」です。
年賀状を毎年やりとりする相手は、来年もこの住所に出します。 だから伝えます。 親戚や、荷物を送ってくれる可能性のある友人も、伝えます。
一方、職場の同僚で、住所を使うのが年賀状だけなら、 差出人欄に新住所を書くだけで足ります。 わざわざ一文を添えなくても、来年の年賀状は差出人欄を見て出してくれます。
| 相手 | 一文を添えるか |
|---|---|
| 親戚 | 添える。荷物や案内状で住所を使う |
| 親しい友人 | 添える。遊びに来る、荷物を送ることがある |
| 職場の上司・同僚 | 差出人欄だけでよい。会社の連絡は職場で済む |
| 年賀状だけの付き合い | 差出人欄だけでよい |
全員に一文を添えるのが面倒なら、添える相手だけ手書きで一行足す方法もあります。
転居はがきとの違い
引っ越しの報告には、専用の「転居はがき」があります。 年賀状で伝えるなら、これは出さなくて構いません。
転居はがきを別に出すのは、次のような場合です。
- 引っ越しが年賀状の時期から遠い(春や夏)
- 年賀状を出さない相手にも、住所を伝える必要がある
- 相手が喪中で、年賀状を出せない
年末に引っ越した場合は、年賀状で伝えるのがいちばん自然です。 転居はがきと年賀状を両方出すと、相手は同じ内容を2回受け取ることになります。
書き間違いを防ぐ確認手順
新住所は、まだ書き慣れていません。 建物名や部屋番号を間違えると、相手からの郵便が届かなくなります。 印刷する前に、次の順で確認します。
郵便番号を確認する
郵便局や引っ越しの書類で7桁を確認します。1桁違うと、配達が遅れます。
建物名の表記を揃える
「◯◯マンション」か「◯◯ハイツ」か、正式名称を賃貸契約書などで確認します。
部屋番号を確認する
「101」か「1-01」か、表札や契約書のとおりに書きます。
夫婦で読み合わせる
印刷前に、ひとりが読み上げ、もうひとりが書類と照合します。
印刷したあとに間違いに気づくと、全部やり直しになります。 印刷前の読み合わせは、5分で済みます。
みさきの差出人欄
12月のはじめ、印刷用のデータを作っていて、差出人欄で手が止まりました。 新しい住所を書くだけでいいのか、「引っ越しました」と書くべきなのか。 夫は「住所が書いてあれば分かるでしょ」と言い、わたしは「気づかないかも」と思いました。
母に電話すると、母は住所録を開いて答えてくれました。
わたしは、一文を添えることにしました。 「昨年10月に結婚し、下記に新居を構えました」の一行です。 住所を見比べる人も、見比べない人も、これで分かります。
出したあとにすること
年賀状で引っ越しを伝えたあと、いくつか確認しておくことがあります。
郵便局の転居届は、出してありますか。 旧住所あてに届いた郵便を新住所に転送してもらう手続きです。 年賀状の時期は、去年の住所録のまま出してくる相手が必ずいます。 転居届があれば、旧住所あての年賀状も新居に届きます。
もうひとつは、届いた年賀状の差出人欄を確認することです。 こちらが引っ越したように、相手も引っ越しているかもしれません。 届いた年賀状を見ながら、自分の住所録を更新しておきます。
次に使う人にだけ、伝わればいい。
よくある質問
はがきの代わりに
新年のあいさつを、LINEで送れる手紙にする方法もあります。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、はじめての年賀状」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
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※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
