寒中見舞いをLINEで送ってもいい?無料で送る方法と文例

第21話 寒中見舞いをLINEで送ってもいい?|みさきの、はじめての年賀状
みさきの、はじめての年賀状 第21話

松の内が明けてから、友人からLINEで「あけましておめでとう、遅くなってごめん」と届きました。 はがきを出すほどの相手ではなく、でも返さないのも落ち着きません。 この記事では、寒中見舞いをLINEで送っていいのか、無料で送る方法と文例、はがきとの使い分けをまとめます。

この記事の要点
  1. 相手がLINEで挨拶をくれたなら、LINEで返して失礼ではない
  2. 無料で送るなら、トークにメッセージと画像を送るだけでいい
  3. はがきで届いた相手には、はがきで返すのが揃う
こんなこと、ありませんか
  • LINEで寒中見舞いを送るのは、軽すぎないか不安
  • 「LINE 寒中見舞い 無料」で検索して、有料のものばかり出てくる
  • 動画や画像を送るべきか、文字だけでいいのか迷う
  • はがきをくれた相手にLINEで返していいか分からない
  • 「あけましておめでとう」と返していいのか、時期が分からない

LINEで寒中見舞いを送るのは、失礼ではない

先に答えを書きます。 相手がLINEで年賀の挨拶をくれたなら、LINEで寒中見舞いを返して失礼ではありません。

寒中見舞いは、松の内が明けてから立春の前までの、季節の挨拶です。 はがきで出すのが本来の形ですが、大切なのは「相手を気づかう挨拶をする」ことで、手段ではありません。 ふだんの連絡がLINEの相手に、その時期の挨拶をLINEで送るのは、自然なことです。

ただし、相手がはがきで年賀状をくれた場合は、はがきで返すほうが揃います。 相手が選んだ手段に合わせる、というのが基本です。

相手がLINEなら、LINEで。
相手がはがきなら、はがきで。
テーブルに伏せて置かれたスマートフォンと湯のみ
「おめでとう」と返すには、松の内を過ぎていた。

無料で送る方法

「寒中見舞い LINE 無料」で検索すると、LINEからはがきを印刷して送るサービスや、有料のスタンプ、動画のテンプレートが出てきます。 どれも便利ですが、無料ではないものが多いです。

無料で送る方法は、トークにメッセージと画像を送ることです。 それ以上のものは要りません。

1

文面を書く

「寒中お見舞い申し上げます」で始め、お礼か気づかい、近況を一行、結び。4〜5行です。

2

画像を添える(任意)

冬らしい写真(自分で撮った雪や花、あたたかい飲み物など)を1枚。なくても構いません。

3

ひとりずつ送る

グループへの一斉送信は避けます。一言を相手ごとに変えられるからです。

4

日中に送る

相手の生活時間を考えて、朝か日中に。深夜は避けます。

動画は、必須ではありません。 送るなら短いもので、相手が通信量を気にしなくて済む長さにします。 文字だけの寒中見舞いで、失礼になることはありません。

そのまま使える文例

LINEは、はがきより短くて構いません。 画面で読むので、3〜5行が読みやすいです。

遅れて年賀の挨拶をくれた友人へ

寒中お見舞い申し上げます。
年始の挨拶ありがとう。こちらこそ遅くなってごめんね。
今年は落ち着いたら、どこかで会えると嬉しいです。
まだ寒いから、体に気をつけてね。

結婚の報告を添えるとき

寒中お見舞い申し上げます。
年始のメッセージありがとう。
実は昨年の秋に結婚して、ふたりで新しい年を迎えました。
落ち着いたら、ぜひ遊びに来てください。
寒い日が続くので、あたたかくして過ごしてね。

相手が喪中のとき

寒中お見舞い申し上げます。
ご服喪中と伺い、年始の挨拶を控えていました。
遅くなりましたが、心よりお悔やみ申し上げます。
寒さが続くので、どうか無理をせず、お体を大切に。

「あけましておめでとう」は使いません。 松の内が明けているので、年賀ではなく寒中見舞いの挨拶にします。

はがきとLINEの使い分け

相手ごとに、どちらで返すかを分けます。 消去法で、LINEでよい相手を決めていきます。

はがきで返す相手

  • はがきで年賀状をくれた相手
  • 目上の方、親戚(年配の方)
  • 恩師、お世話になった方
  • 住所を知っていて、はがきをやりとりしてきた相手
  • 喪中の相手(はがきのほうが丁寧に伝わる)

LINEで返してよい相手

  • LINEで年賀の挨拶をくれた相手
  • ふだんの連絡がLINEの友人
  • 住所を知らない、聞くほどでもない相手
  • 相手もLINEの返事を期待していそうな相手

境目は「相手が何で送ってきたか」です。 はがきで届いたのにLINEで返すときは、「年賀状ありがとう。LINEでごめんね」と一言添えれば、失礼にはなりません。

気をつけたいこと

LINEは手軽なぶん、はがきにはない注意があります。

1

一斉送信をしない

同じ文を複数に送ると、受け取った側に分かります。ひとりずつ、一言を変えて送ります。

2

深夜に送らない

寒中見舞いは急ぎではありません。朝か日中に送ります。

3

賀詞を使わない

「あけましておめでとう」「謹賀新年」は年賀の言葉です。松の内が明けたら使いません。

4

既読や返信を気にしない

相手が返さなくても、それは失礼ではありません。こちらも急いで返す必要はありません。

5

動画やスタンプに頼らない

送るなら添えるだけ。文面がなく動画だけ、というのは避けます。

みさきの返信

1月10日の朝、大学のサークルの友人からLINEが届きました。 「あけましておめでとう。遅くなってごめん、今年もよろしく」。 住所は知らない相手で、去年もLINEで挨拶をしていました。

はがきを出すほどの間柄ではないけれど、「おめでとう」と返すには松の内を過ぎています。 何と返せばいいのか、少し止まりました。

母に電話すると、母はLINEを覚えたばかりでした。

スマートフォンを手に、電話で話す母
「①LINEで寒中見舞いとして返す、②住所を聞いてはがきで返す、③『こちらこそ』とだけ返す。どれにする?」 母さんなら、LINEには LINEで返すわ。『寒中お見舞い申し上げます』って書けば、それでちゃんとした挨拶よ。どれでもいいのよ。

わたしは、LINEで返しました。 「寒中お見舞い申し上げます。年始の挨拶ありがとう。今年こそ会おうね」の3行に、窓から撮った雪の写真を1枚添えました。 友人からは、すぐに「寒中見舞いって初めてもらった」と返事が来ました。

窓の外の雪を撮ろうとしている手元のスマートフォン(画面は暗い)
雪の写真を、1枚添えた。

送るタイミングと、期間

LINEなら、はがきと違って届くまでの日数がありません。 その分、送る時期は寒中見舞いの期間の中で自由に選べます。

期間は、はがきと同じで、松の内が明けてから立春の前までです。 一般に1月8日ごろから2月はじめまで。 相手から遅れて年賀の挨拶が来たなら、それに返す形で、その日のうちに送って構いません。

時間帯は、朝から日中が無難です。 「寒中見舞い」という言葉があるだけで、深夜に届いた挨拶も丁寧には見えますが、 通知で相手を起こしてしまう可能性は避けます。

立春を過ぎてしまったら、書き出しを「余寒お見舞い申し上げます」に変えれば、同じように送れます。

動画や画像を送るときの注意

画像や動画を添えるなら、次の点に気をつけます。

  • 自分で撮った写真が無難です。誰かの作った画像を使うときは、使ってよいものか確認します
  • 相手が保存や転送をしても困らないものにします(ふたりの写真なら、とくに)
  • 動画は短く。相手が外出先で開くこともあります
  • 画像だけ送って文面がない、という形にはしません。文面が寒中見舞いです

画像はあくまで添えるものです。 文面があれば、画像はなくても寒中見舞いとして成立します。

朝の窓辺でスマートフォンを手に微笑むみさき
3行で、ちゃんとした挨拶になった。
LINEで来たら、LINEで返す。
無料で足りる。文面があればいい。

よくある質問

寒中見舞いをLINEで送るのは失礼ですか。
相手がLINEで年賀の挨拶をくれたなら、失礼ではありません。はがきで届いた相手には、はがきで返すほうが揃います。
LINEで無料で寒中見舞いを送る方法はありますか。
トークにメッセージと画像を送る方法が無料です。はがきを印刷して届けるサービスや有料スタンプは要りません。
動画を送ったほうがいいですか。
必須ではありません。文面があれば十分です。送るなら短いものを添える程度にします。
LINEで「あけましておめでとう」と返してもいいですか。
松の内が明けているなら使いません。「寒中お見舞い申し上げます」から始めます。
グループLINEで一斉に送ってもいいですか。
おすすめしません。ひとりずつ、一言を変えて送ります。
写真付き手紙:デジタル版

はがきの代わりに

新年のあいさつを、LINEで送れる手紙にする方法もあります。

写真付き手紙:デジタル版を見る
その先に

写真とことばは、家族のページに

撮った写真とそのときのことばを、1つのページにまとめておけます。

公開の期限はありません。

アルバム:デジタル版を見る

※この記事は物語シリーズ「みさきの、はじめての年賀状」の1話です。 登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。 提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。 作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。 ご家族と相談のうえ、ご判断ください。

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