親戚への結婚報告の文例|電話・はがき・LINEの使い分け

食卓で無地のはがきに書き込んでいる女性(手で隠れて文字は見えない)
みさきの、結婚報告 第6話

母から「おばさんたちにも、言っておきなさいね」と言われました。 おばは3人います。いとこもいます。どこまで伝えるのかが、分かりませんでした。 この記事では、親戚への結婚報告を、方法と文例にしぼってまとめます。

この記事の要点
  1. 線を引く目安は「式や法事で顔を合わせる人まで」
  2. 方法は年齢で決める。年配の方には電話かはがき
  3. 文例は短く。近況は1行で足ります
こんなこと、ありませんか
  • 親戚のどこまで伝えるか、線が引けない
  • 電話をかけるのが気が重い
  • はがきを出すほどでもない気がする
  • お祝いをもらったら、どう返すか分からない
  • 親に任せていいのか迷う

どこまで伝えるか

全員に伝える必要はありません。目安は次のとおりです。

相手伝えるか
祖父母 伝えます。できれば声で
おじ・おば(親のきょうだい) 伝えます。親から話が回る前に
いとこ 付き合いがあれば。年賀状のやりとりがあるなら伝えます
それ以外の親戚 親に任せて構いません

迷ったら、「式や法事で顔を合わせる人まで」を線にしてください。 それより遠い親戚は、親から自然に伝わります。

きれいに重ねた無地のはがきの束と、黒いボールペン

誰が伝えるか

自分の親の側の親戚には、親と分担します。

  • 祖父母・おじ・おば:自分から
  • それ以外:親から

「私から言おうか?」と親に聞いておくと、二重に伝わることを防げます。 同じ話を2回聞くと、親戚のあいだで話がこじれることがあります。

方法は、年齢で決める

1

電話

祖父母、年配のおじ・おば。声が残ります。いちばん喜ばれます。

2

はがき

遠方で、電話するほどの間柄でない親戚。住所が分かるならこれで十分です。

3

LINE・メッセージ

いとこ、ふだんやりとりのある親戚。短くて構いません。

4

親から伝えてもらう

顔と名前が一致しない親戚。無理に自分で伝えなくていいです。

方法で迷ったら、
その人と最後に話したのがいつかで決めてください。

文例:電話(祖父母・おじおば)

かける時間は、午前10時〜午後6時のあいだが無難です。

> 「ごぶさたしています、みさきです。 > 実は先日、入籍しました。 > 相手は同い年の会社員で、いまは◯◯に住んでいます。 > 落ち着いたら、ふたりで顔を出しますね」

近況は1行で足ります。長く話すと、相手が気をつかいます。

文例:はがき

> ごぶさたしております。 > このたび、10月に入籍いたしました。 > ふたりで、穏やかな家庭を築いていきたいと思います。 > 落ち着きましたら、あらためてご挨拶にうかがいます。 > まずは書中にてご報告申し上げます。

住所が変わったときは、差出人欄に新しい住所を書けば、それだけで伝わります。

文例:LINE(いとこ・親しい親戚)

> ごぶさた! 実は先月入籍しました。 > ばたばたしてて報告が遅くなってごめん。 > こんど集まるときに、また話すね。

絵文字は、ふだんのやりとりに合わせて構いません。

はがきに写真を入れるかどうかも、同じ考え方です。 入れるなら1枚。入れないなら、文面だけで十分です。

年配の親戚には、顔が分かる写真が喜ばれます。 遠くの景色や後ろ姿より、ふたりが並んで写っている1枚を選んでください。

写真を添えるかどうか

添えなくて構いません。 添えるなら、顔がはっきり写った1枚を選んでください。

式をしない場合も、写真だけは撮っておくと、こういう場面で使えます。 式の代わりに何をするかの回に、写真の残し方を書きました。

お返しの品は、消えるもの(お菓子・タオル・洗剤など)が選ばれています。 形に残るものは好みが分かれるため、避ける人が多いです。

親戚づきあいは、この先も続きます。 金額より、連絡の早さのほうが印象に残ります。届いたその日に一報を入れてください。

お祝いをもらったとき

報告のあと、お祝いが届くことがあります。

1

受け取ったらすぐ連絡する

電話かLINEで「届きました、ありがとうございます」。

2

お返しを送る

半額程度が目安です。時期は1か月以内。

3

品物に手紙を添える

1〜2行で構いません。「ありがとうございました」と近況を少し。

4

誰から何をもらったかを書いておく

あとで分からなくなります。ふたりで1つの表に。

金額の相場は地域や家によって違います。 迷ったら親に聞くのがいちばん確実です。

親戚への報告は、こちらが思っているより軽い出来事です。 「知らせてもらえた」という事実だけが残り、内容は覚えられていないことがほとんどです。 だからこそ、短くていいので、こちらから伝えるほうが得です。

伝えそびれた親戚がいたとき

あとから気づくことは、よくあります。

そのときは、気づいた時点で短く伝えれば十分です。 「ご報告が遅くなりました」の一言を添えれば、たいていは問題になりません。

放っておくと、次に顔を合わせたときに気まずくなります。 遅れても伝えるほうが、結果的に楽です。

いつまでに伝えるか

急ぎませんが、目安はあります。

相手目安
祖父母 親に伝えた直後。数日のうちに
おじ・おば 2週間以内。親から話が回る前に
いとこ 1か月以内。年賀状の時期に合わせても構いません

年末が近いなら、年賀状にまとめるという方法もあります。 その書き方は、第2弾の年賀状編にまとめました。

無地のはがきの束をそろえている女性の手元

親戚づきあいが薄い家のとき

ふだん行き来がない家なら、無理に広げなくて構いません。

親に「どこまで伝えたらいい?」と聞けば、たいてい答えが返ってきます。 その家のやり方に合わせるのがいちばん安全です。

伝えないと決めた相手には、法事などで会ったときに一言添えれば足ります。 「ご報告できていませんでしたが、◯年に入籍しました」。それで済みます。

義理の側の親戚には、どうするか

義理の親戚への連絡は、相手側の家に任せて構いません。 自分から連絡すると、かえって相手の家の順番を崩すことがあります。

顔を合わせる機会があれば、そのときに挨拶をすれば十分です。

1

基本

夫(妻)の側の親戚には、夫(妻)から伝えてもらう

2

会ったとき

「これからお世話になります」と一言添えれば十分

3

お祝いをいただいたら

お返しは、ふたりの名前で送ります

夫婦のどちらが伝えるかを決めておけば、二重に伝わることもありません。

年賀状にまとめるという方法

12月に入っていれば、年賀状で報告をまとめる手もあります。 はがきを別に出すより、相手の負担も軽くなります。

ただし、喪中の家には出せません。 親に確認してから決めてください。

みさきの12月

母に「おばさんたちには、私から言う?」と聞きました。 母は「あなたから言いなさい。そのほうが喜ぶわ」と言いました。

いちばん上のおばは、電話に出るなり「知ってるわよ」と言いました。 母が先に話していたのです。 それでも「本人から聞けてよかった」と言ってくれました。

いとこにはLINEを送りました。3行で終わりました。

電話口で、明るく話している母
「①全員に電話、②親から伝えてもらう、③はがきを出す。どれにする?」 おばさんたちは、声が聞きたいだけなのよ。どれでもいいのよ。
冬の道で、無地の封筒を何通か持って歩く女性
線は「顔を合わせる人まで」。
近況は1行で足ります。

よくある質問

親戚が多く、全員に伝えるのは大変です。
全員でなくて構いません。祖父母・おじ・おばまでを自分から、それ以外は親に任せるのが一般的です。
親がもう伝えてしまいました。改めて言う必要はありますか。
一言でも伝えると喜ばれます。「母から聞いたと思いますが」と添えれば自然です。
はがきと電話、どちらが失礼になりませんか。
どちらも失礼ではありません。年配の方には電話が喜ばれることが多い、という程度の違いです。
お祝いのお返しは、いくらくらいですか。
半額程度が目安ですが、家や地域で違います。親に確認するのが確実です。
疎遠な親戚には、伝えなくてもいいですか。
無理に伝えなくて構いません。親から自然に伝わります。
親戚に伝えたら、お祝いを辞退したいと言われました。
そのまま受け取って構いません。辞退を無理に断ると、かえって気をつかわせます。 後日、手土産を持って顔を出すなど、別の形で返せば十分です。
報告は

結婚のお知らせを、1枚にして送る

職場に、友人に、遠くの親戚に。はがきを出すほどではないけれど、きちんと伝えたい。

LINEで送れる手紙にする方法もあります。

写真付き手紙:デジタル版を見る
その先に

写真とことばは、家族のページに

撮った写真とそのときのことばを、1つのページにまとめておけます。

公開の期限はありません。

アルバム:デジタル版を見る

※この記事は物語シリーズ「みさきの、結婚報告」の1話です。 登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。 提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。 作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。 ご家族と相談のうえ、ご判断ください。

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