婚姻届を出した日の夜、それぞれの実家に電話をしました。 たった一言なのに、かけるまでに30分かかりました。 この記事では、親と義理の親への結婚報告について、伝え方と順番をまとめます。
- 入籍の報告はその日のうちに。声で伝える
- それぞれが自分の親に。義理の親へは、ふたりで
- 祖父母・きょうだいは、親から広まる前に
- 入籍したことを、親にどう切り出すか迷う
- 義理の親に、自分から言うべきか分からない
- 遠方で、しばらく会えない
- 祖父母やきょうだいへの順番が分からない
- 反対されたまま入籍した
その日のうちに、声で
親への報告は、入籍した日の夜までが目安です。 遅くなるほど、「なぜすぐ言わなかったのか」という話になります。
方法は電話がいちばんです。 文字だと事務連絡に見えてしまい、あとで「そんな大事なことをLINEで」と言われることがあります。
声で聞いたかどうかが残ります。
それぞれが、自分の親に
順番は、それぞれが自分の親にが基本です。 義理の関係から先に伝えると、相手の家の中の順番が崩れます。
それぞれが自分の親に電話する
同じ日の、同じくらいの時間に。
そのあと、ふたりそろって義理の親にも一言
電話を代わるだけで構いません。
きょうだいに伝える
親から広まる前に、自分から。
祖父母に伝える
親に「おじいちゃんには言った?」と聞いてから。
同じ日のうちに両家が、いちばん角が立ちません。
何を言えばいいか
長い言葉は要りません。次の3つで十分です。
事実
「今日、届けを出してきました」。
これから
「ふたりで、ちゃんとやっていきます」。
お礼
「ここまで育ててくれて、ありがとう」。照れくさければ、なくても構いません。
親が知りたいのは、手続きの詳細ではありません。 ふたりが落ち着いているかどうかです。
義理の親への一言
自分の親に伝えたあと、電話を代わってもらうのがいちばん自然です。
- 「本日、入籍いたしました。これからよろしくお願いします」
- 「至らないところもあると思いますが、どうぞよろしくお願いします」
長く話す必要はありません。 声を聞かせることが目的です。
義理の親には、そのあと折を見て顔を出せると、なおよいです。 訪問して伝えるときの作法は、下の「訪ねて伝えるとき」にまとめました。
電話がつながらないときは、留守番電話やメッセージで「あとでかけ直す」とだけ残します。 文字で先に報告を済ませてしまわないほうが、あとの会話が楽になります。
親が高齢で、電話が長く話せない場合もあります。 その場合は、短く用件だけ伝えて、詳しいことは後日に回して構いません。
遠方で、会えないとき
会えなくても、電話で構いません。 そのうえで、次のどれかを足すと丁寧になります。
| 足せること | ひとこと |
|---|---|
| 写真を送る | 婚姻届を出した日の写真、新居の写真。文字より伝わります |
| はがきを出す | 年配の方には、紙のほうが残ります |
| 少ししてから訪ねる | 「落ち着いたら顔を出します」と言っておくだけでも違います |
きょうだい・祖父母への順番
きょうだいには、親のあとすぐに伝えます。 親から先に伝わると、「なんで直接言わないの」となりやすい相手です。
祖父母は、親に確認してからです。 体調や家の事情で、伝え方に配慮が要ることがあります。 親に「おじいちゃんには、私から言っていい?」と聞くのが安全です。
電話のあと、写真を1枚送っておくのもおすすめです。 婚姻届を出した日の、役所の外で撮った1枚。 言葉より、その1枚のほうが伝わることがあります。
反対されたまま入籍したとき
報告はします。短くて構いません。
「入籍しました。心配をかけてごめんなさい。落ち着いたら顔を出します」。 これだけで十分です。
そのあとは、説得しないことです。 時間が経つと、たいていの家は落ち着きます。 関係を続けること(連絡を絶やさないこと)のほうが、説明より効きます。
入籍の前に伝えるかどうか
親には、入籍の前に「この日に出す」と伝えておく人も多いです。 そのほうが、当日の電話が「報告」ではなく「終わったよ」の連絡になり、気が楽になります。
| 前に伝える | 当日に伝える | |
|---|---|---|
| よいところ | 親が心の準備をできる。日付を覚えてもらえる | 決まったことだけを伝えられる |
| 気になるところ | 「その日でいいの?」と口を出されることがある | 驚かせてしまうことがある |
反対されている家なら、当日に伝えるほうが話が短く済みます。
伝えたあとに、聞かれること
| 聞かれること | 答え方 |
|---|---|
| 式はするの? | 「小さくやります」「写真だけにします」。決まっていなければ「これから決めます」 |
| 名字はどうしたの? | 変えた/変えていないを、はっきり伝えます |
| 引っ越しは? | 新居の場所と、行き方。親は意外とここを気にします |
| あいさつは? | 親戚まわりをするかどうか。親に任せる部分もあります |
訪ねて伝えるとき
電話のあとで、顔を出せるとより丁寧です。 改まった場にする必要はありません。
先に連絡してから行く
「◯日に顔を出してもいい?」と聞きます。突然は避けます。
手土産は軽いもので
菓子折り1つで十分です。高いものは、かえって気をつかわせます。
服装は、きれいめの普段着
改まった服は要りません。義理の親の家でも同じです。
長居しない
1〜2時間で切り上げます。相手も気を張っています。
話す内容は、電話と同じで構いません。 顔を見せること自体が用件です。
両家の親どうしの連絡
入籍のあと、親どうしで連絡を取りたいと言われることがあります。
つなぐかどうかは、ふたりが決めて構いません。 つなぐなら、それぞれが自分の親に「連絡先を伝えていい?」と確認してからにします。
顔合わせが済んでいれば、親どうしはすでに一度会っています。 その後のやりとりは、無理に取り持たなくて大丈夫です。
名字が変わったことを、どう伝えるか
名字が変わる場合、親はそこを気にします。 とくに、娘の名字が変わる家では、口には出さなくても思うところがあるものです。
伝えるときは、事実だけでかまいません。 「わたしの名字が変わりました」「仕事では旧姓のままにします」。 理由を説明しようとすると、かえって長い話になります。
みさきの12月
母には、夕方に電話をしました。 「今日、出してきた」と言うと、「あら、そう」と返ってきました。 それから少し黙って、「ごはん食べた?」と聞かれました。
義母には、そのあと夫が電話をして、わたしも代わってもらいました。 「これからよろしくお願いします」と言うのが、思っていたより緊張しました。
夜、母からLINEが来ました。「おじいちゃんには、明日私から言っておくわね」。
自分の親には、自分から。
よくある質問
結婚のお知らせを、1枚にして送る
職場に、友人に、遠くの親戚に。はがきを出すほどではないけれど、きちんと伝えたい。
LINEで送れる手紙にする方法もあります。
写真とことばは、家族のページに
撮った写真とそのときのことばを、1つのページにまとめておけます。
公開の期限はありません。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、結婚報告」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
