書いた下書きを読み返すと、6行ありました。 言いたいことは1つなのに、なぜか長くなっていたのです。 この記事では、あっさりした結婚報告の書き方と例文をまとめます。
- 入れるのは3つ。報告・これから・ひとこと
- 削る順番は、経緯 → 相手のこと → 言い訳
- 短くても、呼びかけと名前があれば冷たくならない
- 書くと長くなってしまう
- 短くすると、そっけない気がする
- 全員に同じ文面を送るのが気になる
- 何度も書き直して、送れていない
- 相手に気をつかわせたくない
なぜ長くなるのか
長くなる理由は、だいたい3つです。
- 相手にどう思われるかを、先に考えてしまう
- 聞かれてもいないことまで説明してしまう
- 「急でごめん」を何度も書いてしまう
報告は、説明ではありません。 事実を1つ伝えるだけの場面です。
相手に返事の自由を残しているということ。
入れるのは3つ
報告
「先月、入籍しました」。日付は月まで。
これから
「これからもよろしくお願いします」。または「また会おうね」。
ひとこと
相手に向けた1行。「元気にしてる?」「落ち着いたら連絡するね」。
3つで、2〜3行になります。 それ以上は、聞かれてからで足ります。
削ったあとに、物足りなく感じるのはふつうです。 書いた本人には短く見えても、受け取る側にはちょうどよく届きます。
削る順番
長くなった文面は、上から順に削ると短くなります。
経緯を消す
「前から話していて」「去年から一緒に住んでいて」。要りません。
相手のことを消す
職業、出会い方、年齢。聞かれてから答えます。
言い訳を1つにする
「急でごめん」「ばたばたしてて」は、どちらか1つ。
予定を消す
式や引っ越しが決まっていないなら、書かないほうが簡単です。
絵文字を減らす
3つ以上あると、文の意味より飾りが目立ちます。
短い例文(相手別)
友人へ
> 「急にごめん! 先月、入籍しました。 > 落ち着いたら会おうね」
職場の同僚へ
> 「私ごとですが、先月入籍しました。 > 仕事はこれまでどおりです。よろしくお願いします」
親戚へ(はがき)
> 「このたび、10月に入籍いたしました。 > ふたりで穏やかにやっていきます。 > 落ち着きましたら、ご挨拶にうかがいます」
久しぶりの相手へ
> 「久しぶり! 実は先月入籍しました。 > 元気にしてる?」
SNSへ
> 「ご報告です。10月に入籍しました。 > これからふたりで、のんびりやっていきます」
もうひとつ、短くても冷たくならない方法があります。 相手の名前を入れることです。
「久しぶり!」より「◯◯、久しぶり!」のほうが、一斉送信に見えません。 名前を1つ入れるだけで、同じ3行でも受け取り方が変わります。
そっけなく見えないための一言
短くても冷たくならないのは、相手に向けた1行があるからです。
| 相手 | 足す一行 |
|---|---|
| 友人 | 「元気にしてる?」「◯◯も忙しい時期だよね」 |
| 同僚 | 「いつもありがとうございます」 |
| 親戚 | 「落ち着いたら顔を出します」 |
| 恩師 | 「その後、お変わりありませんか」 |
この1行があるかどうかで、同じ短さでも受け取り方が変わります。
相手の名前と、最後の1行。この2つだけ変えれば、同じ本文でも使い回しに見えません。 文面を作るのは1回、変えるのは2か所。それだけで足ります。
全員に同じ文面を送らないコツ
文面を1つ作って、最後の1行だけ変える。これで十分です。
本文(2行)は共通、最後の1行は相手ごと。 書く手間はほとんど増えませんが、受け取る側の印象はまるで違います。
もうひとつの目安は、相手が10秒で読めるかです。 スマホの画面で3行に収まっていれば、たいてい10秒で読めます。
長い文面は、既読になったまま返事が止まりやすくなります。 短くすると、その場で返ってきます。
送る前に、声に出して読む
長い文面は、声に出すと分かります。 息継ぎが2回以上要るなら、長すぎます。
一息で読めるか。これが、いちばん簡単な目安です。
聞かれたときに答えることを、いくつか決めておくと落ち着きます。
- 相手のこと:「同い年の会社員」くらい
- 式のこと:「小さくやる」「写真だけ」
- 住むところ:「◯◯のあたり」
細かく答えないと決めておくと、どの相手にも同じ調子で話せます。
短く送ったあとに、聞かれたら
「式はするの?」「どんな人?」と聞かれたら、そこで答えれば構いません。 会話になったほうが、報告としては自然です。
最初から全部書いてしまうと、相手は返す言葉を探すことになります。
短くても伝わる理由
報告で相手が知りたいのは、次の2つだけです。
- 結婚したという事実
- これから自分との関係がどうなるか
この2つが入っていれば、3行でも足ります。 それ以上の情報は、相手にとっては「あとで聞けばいいこと」です。
長い文の直し方(例)
長くなった文面は、こう直せます。
> (前)「急にごめんね! 実は去年から◯◯さんとお付き合いしていて、 > いろいろ考えた結果、先月入籍することになりました。 > 式は今のところ未定なんだけど、もし挙げるときは連絡するね。 > 落ち着いたらまた連絡します。長文ごめん!」
> (後)「急にごめん! 先月、入籍しました。 > 落ち着いたら会おうね」
消したのは、経緯・相手のこと・未定の予定・2つめの謝りです。 残ったのは、事実と、これからの1行だけです。
迷ったときの型
書き出しで止まるなら、この型に当てはめてください。
呼びかけ
「◯◯、久しぶり」「◯◯さん、お疲れさまです」。
事実
「先月、入籍しました」。
相手への一行
「元気にしてる?」「落ち着いたら会おうね」。
3ステップで終わりです。読み返すのは1回で構いません。
「あっさり」と「冷たい」の違い
短い報告が冷たく見えるのは、次のときです。
| 冷たく見える | そうでない |
|---|---|
| 呼びかけがない | 「◯◯さん」「◯◯、」から始める |
| 相手への一行がない | 「元気にしてる?」を足す |
| 全員に同じ文面と分かる | 最後の1行だけ変える |
| 報告だけで終わる | 「また会おうね」で閉じる |
長さではなく、相手に向いた一行があるかどうかです。
短い報告に、写真を1枚だけ添える
文面を短くするぶん、写真を1枚添えると、伝わり方がやわらかくなります。
- 指輪だけの写真
- 手をつないだ写真
- ふたりの後ろ姿
顔が写っていなくても構いません。 1枚だけにするのがコツです。
みさきの12月
下書きは6行ありました。 出会いの話と、式をしない理由と、引っ越しの予定まで書いていました。
全部消して、3行にしました。 最後の1行だけ、相手ごとに変えました。
返ってきたのは、ほとんどがスタンプと短い言葉でした。 そのあと「どんな人なの?」と聞かれて、そこから話が続きました。
一息で読めれば、ちょうどいい。
よくある質問
結婚のお知らせを、1枚にして送る
職場に、友人に、遠くの親戚に。はがきを出すほどではないけれど、きちんと伝えたい。
LINEで送れる手紙にする方法もあります。
写真とことばは、家族のページに
撮った写真とそのときのことばを、1つのページにまとめておけます。
公開の期限はありません。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、結婚報告」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
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※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
