あっさりした結婚報告の例文|長く書かないほうが届く

机で、白い紙の一部にペンで線を引いている女性
みさきの、結婚報告 第10話

書いた下書きを読み返すと、6行ありました。 言いたいことは1つなのに、なぜか長くなっていたのです。 この記事では、あっさりした結婚報告の書き方と例文をまとめます。

この記事の要点
  1. 入れるのは3つ。報告・これから・ひとこと
  2. 削る順番は、経緯 → 相手のこと → 言い訳
  3. 短くても、呼びかけと名前があれば冷たくならない
こんなこと、ありませんか
  • 書くと長くなってしまう
  • 短くすると、そっけない気がする
  • 全員に同じ文面を送るのが気になる
  • 何度も書き直して、送れていない
  • 相手に気をつかわせたくない

なぜ長くなるのか

長くなる理由は、だいたい3つです。

  • 相手にどう思われるかを、先に考えてしまう
  • 聞かれてもいないことまで説明してしまう
  • 「急でごめん」を何度も書いてしまう

報告は、説明ではありません。 事実を1つ伝えるだけの場面です。

短いのは、そっけないのではなく、
相手に返事の自由を残しているということ。
短い線が何本か消された白い紙と、そばのペン

入れるのは3つ

1

報告

「先月、入籍しました」。日付は月まで。

2

これから

「これからもよろしくお願いします」。または「また会おうね」。

3

ひとこと

相手に向けた1行。「元気にしてる?」「落ち着いたら連絡するね」。

3つで、2〜3行になります。 それ以上は、聞かれてからで足ります。

削ったあとに、物足りなく感じるのはふつうです。 書いた本人には短く見えても、受け取る側にはちょうどよく届きます。

削る順番

長くなった文面は、上から順に削ると短くなります。

1

経緯を消す

「前から話していて」「去年から一緒に住んでいて」。要りません。

2

相手のことを消す

職業、出会い方、年齢。聞かれてから答えます。

3

言い訳を1つにする

「急でごめん」「ばたばたしてて」は、どちらか1つ。

4

予定を消す

式や引っ越しが決まっていないなら、書かないほうが簡単です。

5

絵文字を減らす

3つ以上あると、文の意味より飾りが目立ちます。

短い例文(相手別)

友人へ

> 「急にごめん! 先月、入籍しました。 > 落ち着いたら会おうね」

職場の同僚へ

> 「私ごとですが、先月入籍しました。 > 仕事はこれまでどおりです。よろしくお願いします」

親戚へ(はがき)

> 「このたび、10月に入籍いたしました。 > ふたりで穏やかにやっていきます。 > 落ち着きましたら、ご挨拶にうかがいます」

久しぶりの相手へ

> 「久しぶり! 実は先月入籍しました。 > 元気にしてる?」

SNSへ

> 「ご報告です。10月に入籍しました。 > これからふたりで、のんびりやっていきます」

もうひとつ、短くても冷たくならない方法があります。 相手の名前を入れることです。

「久しぶり!」より「◯◯、久しぶり!」のほうが、一斉送信に見えません。 名前を1つ入れるだけで、同じ3行でも受け取り方が変わります。

そっけなく見えないための一言

短くても冷たくならないのは、相手に向けた1行があるからです。

相手足す一行
友人 「元気にしてる?」「◯◯も忙しい時期だよね」
同僚 「いつもありがとうございます」
親戚 「落ち着いたら顔を出します」
恩師 「その後、お変わりありませんか」

この1行があるかどうかで、同じ短さでも受け取り方が変わります。

相手の名前と、最後の1行。この2つだけ変えれば、同じ本文でも使い回しに見えません。 文面を作るのは1回、変えるのは2か所。それだけで足ります。

全員に同じ文面を送らないコツ

文面を1つ作って、最後の1行だけ変える。これで十分です。

本文(2行)は共通、最後の1行は相手ごと。 書く手間はほとんど増えませんが、受け取る側の印象はまるで違います。

もうひとつの目安は、相手が10秒で読めるかです。 スマホの画面で3行に収まっていれば、たいてい10秒で読めます。

長い文面は、既読になったまま返事が止まりやすくなります。 短くすると、その場で返ってきます。

送る前に、声に出して読む

長い文面は、声に出すと分かります。 息継ぎが2回以上要るなら、長すぎます。

一息で読めるか。これが、いちばん簡単な目安です。

聞かれたときに答えることを、いくつか決めておくと落ち着きます。

  • 相手のこと:「同い年の会社員」くらい
  • 式のこと:「小さくやる」「写真だけ」
  • 住むところ:「◯◯のあたり」

細かく答えないと決めておくと、どの相手にも同じ調子で話せます。

短く送ったあとに、聞かれたら

「式はするの?」「どんな人?」と聞かれたら、そこで答えれば構いません。 会話になったほうが、報告としては自然です。

最初から全部書いてしまうと、相手は返す言葉を探すことになります。

短くても伝わる理由

報告で相手が知りたいのは、次の2つだけです。

  • 結婚したという事実
  • これから自分との関係がどうなるか

この2つが入っていれば、3行でも足ります。 それ以上の情報は、相手にとっては「あとで聞けばいいこと」です。

長い文の直し方(例)

長くなった文面は、こう直せます。

> (前)「急にごめんね! 実は去年から◯◯さんとお付き合いしていて、 > いろいろ考えた結果、先月入籍することになりました。 > 式は今のところ未定なんだけど、もし挙げるときは連絡するね。 > 落ち着いたらまた連絡します。長文ごめん!」

> (後)「急にごめん! 先月、入籍しました。 > 落ち着いたら会おうね」

消したのは、経緯・相手のこと・未定の予定・2つめの謝りです。 残ったのは、事実と、これからの1行だけです。

机の上で白い紙を半分に折っている女性の手元

迷ったときの型

書き出しで止まるなら、この型に当てはめてください。

1

呼びかけ

「◯◯、久しぶり」「◯◯さん、お疲れさまです」。

2

事実

「先月、入籍しました」。

3

相手への一行

「元気にしてる?」「落ち着いたら会おうね」。

3ステップで終わりです。読み返すのは1回で構いません。

「あっさり」と「冷たい」の違い

短い報告が冷たく見えるのは、次のときです。

冷たく見えるそうでない
呼びかけがない 「◯◯さん」「◯◯、」から始める
相手への一行がない 「元気にしてる?」を足す
全員に同じ文面と分かる 最後の1行だけ変える
報告だけで終わる 「また会おうね」で閉じる

長さではなく、相手に向いた一行があるかどうかです。

短い報告に、写真を1枚だけ添える

文面を短くするぶん、写真を1枚添えると、伝わり方がやわらかくなります。

  • 指輪だけの写真
  • 手をつないだ写真
  • ふたりの後ろ姿

顔が写っていなくても構いません。 1枚だけにするのがコツです。

みさきの12月

下書きは6行ありました。 出会いの話と、式をしない理由と、引っ越しの予定まで書いていました。

全部消して、3行にしました。 最後の1行だけ、相手ごとに変えました。

返ってきたのは、ほとんどがスタンプと短い言葉でした。 そのあと「どんな人なの?」と聞かれて、そこから話が続きました。

電話口で、分かっているという顔でほほえむ母
「①ていねいに長く、②短くあっさり、③電話で話す。どれにする?」 長く書くと、あとで読み返して恥ずかしくなるものよ。どれでもいいのよ。
スマートフォンを軽く持って顔を上げた、身軽な表情の女性
入れるのは3つ、削るのは経緯から。
一息で読めれば、ちょうどいい。

よくある質問

短すぎると、失礼になりませんか。
なりません。最後に相手へ向けた1行があれば、そっけなくは受け取られません。
目上の人にも、短い文面でいいですか。
構いません。ただし敬語で、呼びかけ(「◯◯さん」)と結び(「よろしくお願いいたします」)は入れてください。
式や引っ越しの予定も書いたほうがいいですか。
決まっていないなら書かないほうが簡単です。決まってから、改めて伝えれば足ります。
全員に同じ文面でも大丈夫ですか。
最後の1行だけ変えると、印象がまったく違います。手間もほとんど増えません。
何度も書き直して送れません。
3行で書いて、声に出して読んでみてください。一息で読めたら、それで送って大丈夫です。
相手によって長さを変えたほうがいいですか。
変えなくて構いません。長さは同じ、最後の1行だけ変えるのがいちばん楽で、受け取り方もよくなります。
報告は

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職場に、友人に、遠くの親戚に。はがきを出すほどではないけれど、きちんと伝えたい。

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撮った写真とそのときのことばを、1つのページにまとめておけます。

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※この記事は物語シリーズ「みさきの、結婚報告」の1話です。 登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。 提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。 作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。 ご家族と相談のうえ、ご判断ください。

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