入籍して、はじめての年賀状です。 夫とスマホでデザインを眺めているうちに、何も決まらないまま1時間が過ぎました。 この記事では、年賀状を「何から決めるか」の順番と、ふたりで進めるときの分担をまとめます。
- デザインから見始めると止まる。誰に出すかを先に決める
- 順番は「誰に→何枚→どんな形→デザイン」の4つ
- 迷ったら「そもそも出す相手か」を問うと、枚数が減って楽になる
- 年賀状のデザインを何百枚も見て、決まらない
- 夫婦連名にするのか、それぞれ出すのか分からない
- 何枚買えばいいのか、見当がつかない
- はがきの種類が多くて、どれを買えばいいか迷う
- ふたりで決めようとして、どちらも言い出さない
デザインから決めると、止まる
年賀状の準備で、多くの人が最初にすることが「デザインを見る」です。 テンプレートの一覧を開き、干支の絵柄や写真入りの型を眺めます。
ところが、ここで止まります。 理由は簡単で、誰に出すかが決まっていないからです。
上司に出すなら落ち着いた絵柄がいい。 友人だけなら写真でもいい。 親戚に出すなら名前の書き方を考えないといけない。 出す相手によって、選ぶデザインが変わります。
相手が決まっていない状態でデザインを見ても、 「どれもいいけど、どれも決め手がない」という状態になります。 デザインは最後です。
先に決めるべきことが残っているからです。
決める順番は4つ
はじめて出すときは、この順番で決めていきます。 上から順に決めれば、下は自然に絞られます。
誰に出すか
相手のリストを作ります。ここがすべての起点です。相手が決まると、絵柄も文面も決めやすくなります。
何枚か
リストの人数を数えて、少し余分を足します。書き損じと、年始に届いた分への返信用です。
どんな形か
はがきの種類(無地かインクジェット紙か)と、作り方(自宅、店頭、依頼)を決めます。
デザイン
相手と作り方が決まれば、候補は数枚に絞られます。ここで初めてテンプレートを見ます。
誰に出すか:3つの箱に分ける
まず、ふたりそれぞれの相手を書き出します。 書き出したら、次の3つの箱に分けます。
| 箱 | 入れる相手 | 考え方 |
|---|---|---|
| 必ず出す | 職場の上司、親戚、お世話になった恩師など | 目上の方、これからも付き合いが続く方 |
| できれば出す | 友人、同僚、遠くに住む知人 | はがきで年に一度の近況を伝えたい方 |
| 出さなくてよい | 日常的に連絡を取り合っている友人、年賀状のやりとりをやめた方 | ほかの手段で十分な方 |
夫婦で出す場合、「どちらの相手か」も分けておくと、あとで一言を書くときに楽です。 夫の上司にわたしが一言を書くことはできませんし、その逆も同じです。
なお、結婚を機に相手の親戚にも出す場合は、 自分の親か相手の親に、誰まで出すか聞いておくのが確実です。 親戚の範囲は家によって違い、自分では判断できません。
何枚か:数えたら、少し足す
リストができたら、枚数を数えます。 夫の分とわたしの分を合わせて、たとえば30枚。
ここに、書き損じ用と、返信用を足します。 書き損じは宛名を手書きするなら数枚、印刷なら少なめで済みます。 返信用は、出していない相手から届いたときに使う分です。
はがきは、2027年用の販売期間が2026年11月2日から2027年1月15日までです (日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」2026年8月31日発表)。 足りなくなっても1月に買い足せますが、元日に届けたい分は最初に揃えておくほうが安心です。
どんな形か:はがきの種類と作り方
はがきの種類は、思っているより少ないです。 同じ発表によると、2027年用の主な券種は次のとおりです。
| 種類 | 売価 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 無地 | 85円 | 手書き、または印刷所に依頼するとき |
| 無地(インクジェット紙) | 85円 | 自宅のプリンターで印刷するとき |
| 寄付金付絵入り | 90円 | 1枚につき5円が寄付になる。絵柄が最初から入っている |
インクジェット写真用は、2027年用の券種にはありません。 自宅で写真入りにしたい場合は、インクジェット紙を使います。
作り方は「自宅で印刷する」「店頭で印刷する」「印刷を依頼する」の3つです。 どれにするかは枚数と、手間をどれだけかけられるかで決まります。
デザインは最後。決め方は「消す」より「そもそも」
ここまで決まると、デザインの候補は自然に絞られています。 上司に出すなら写真は外す、親戚には名前を大きく、といった条件が先にあるからです。
それでも迷うなら、「そもそも、この相手に年賀状が必要か」を問い直してください。 「できれば出す」の箱に入っている相手のうち、 LINEや電話で年始のあいさつが済む人は、出さなくても失礼ではありません。
出す相手が減れば、枚数が減り、デザインの条件も減ります。 迷いが消えないときは、選択肢を増やすのではなく、出す相手を減らすのがいちばん効きます。
みさきの、はじめての一枚
11月の日曜日、夫とふたりでテーブルにスマホを置いて、年賀状のテンプレートを見ていました。 「これかわいい」「これも」と言っているうちに、どれも同じに見えてきました。
「誰に出すか、決めてないよね」と夫が言いました。 たしかに、そうでした。
その場で、ふたりでリストを作りました。 夫の上司と同僚が8人、わたしの職場が6人、親戚が両家合わせて10軒、友人が何人か。 書き出してみると、写真入りにするかどうかで迷う相手は、ほとんどいませんでした。
母に電話で報告すると、こう言われました。
母の言うとおり、順番はどれでもいいのかもしれません。 でも、相手から決めたら1時間で終わりました。
ふたりで決めるときの分担
夫婦ではじめて出すとき、意外と難しいのが「どちらが何をするか」です。 決めていないと、どちらも動きません。
相手のリストは、それぞれが作る
自分の職場・友人・親戚は自分が書き出します。合わせて1枚のリストにします。
はがきの購入と印刷は、どちらか1人
2人で買いに行く必要はありません。枚数が決まっていれば、1人で済みます。
一言は、自分の相手に自分が書く
夫の上司には夫が、わたしの友人にはわたしが。連名でも一言は書いた人の名前で伝わります。
投函は、決めた日にどちらかが
「出す日」を1つ決めて、その日に手が空いているほうが出します。
分担が決まると、「年賀状どうする?」という会話がなくなります。 代わりに「リストできた?」「はがき買った」という短いやりとりになります。
最初に決めるのは、誰に出すか。
よくある質問
はがきの代わりに
新年のあいさつを、LINEで送れる手紙にする方法もあります。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、はじめての年賀状」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
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※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
