通帳の名前は、旧姓のままでした。 変えなくても使えているので、そのままにしていました。 この記事では、結婚で銀行の名義変更をしないとどうなるのかを、場面ごとにまとめます。
- 困るのは3つの場面だけ。振込・引き落とし・本人確認
- それ以外は、当面そのままでも動きます
- あとから気づいても、手続きは同じです
- 変えないままで、何か問題があるのか分からない
- 使えているので、後回しにしている
- 旧姓のまま使い続けたい事情がある
- もう何か月もたってしまった
- 変えるかどうか、決めかねている
困るのは3つの場面だけ
結婚で銀行の名義変更をしないとどうなるかというと、止まる場面は決まっています。
| 場面 | 何が起きるか |
|---|---|
| 振込を受けるとき | 振込先の名前が合わず、入金が止まることがあります |
| 引き落とされるとき | 口座の名前と契約の名前が違うと、落ちないことがあります |
| 本人確認をされるとき | 身分証と名前が違うと、手続きが進みません |
逆に言えば、この3つに当たらないうちは動き続けます。
そうでない場面
結婚で名義変更をしないままでも、ふつうに使える場面があります。
預け入れ、引き出し、同じ名義どうしの振込。現金の出し入れは、名前を突き合わせません。 自分で出し入れするだけなら、困る場面はあまりありません。 困るのは、相手の名前と突き合わせる場面だけです。
いちばん困るのは給与
実際に困りやすいのが、給与の振込です。
職場が新しい姓で登録していて、口座が旧姓のまま。 この組み合わせで止まります。 どちらかに合わせれば動きます。片方だけ変えたままにしないでください。
止まると、次の給与日まで待つことになります。 職場の締めを過ぎていれば、こちらから早める手立てがありません。 名義変更を後回しにするなら、職場への届け出も一緒に後回しにしてください。
あとから気づいたとき
結婚で銀行の名義変更を忘れてたと気づいても、手続きの中身は変わりません。
遅れたことで追加の書類が要るかどうかは、銀行によります。 気づいた日に電話して、持ち物を聞けば足ります。
旧姓のまま使い続けるという選び方
職場で旧姓を使っている人もいます。 仕事の名前を変えたくない、取引先に伝え直すのが大変。そういう事情もあります。
ただし、銀行の口座名義と、身分証の名前は、そろえておくほうが行き違いがありません。 職場でどう呼ばれるかと、口座の名義は別の話として扱えます。 どこまで旧姓を使えるかは勤務先で違うので、人事に聞いてください。
放っておくと増えるもの
手続きそのものは増えませんが、気にする時間は増えます。
明細を見るたびに思い出す、郵便の宛名を見るたびに気になる。 この積み重ねのほうが、短い手続きより重くなることがあります。 気にしている時間を足すと、窓口に行く時間よりずっと長い、ということが起こります。
使っていない口座なら、そのままでいい
引き落としも振込もない口座は、急ぎません。
そのまま
困る場面が来ません。
解約
数が減って、次の手続きが軽くなります。
いつか
使うことになった日に変えれば足ります。
数が減ると、次の手続きの数も減ります。
税や職場の書類に出てくる口座
年末調整や、職場に出す書類で口座を書くことがあります。 書いたあとで名前が違うことに気づく、という順番になりがちです。
そのときに名前が違うと、聞かれることがあります。 聞かれてから変えても間に合うことがあります。
家族の口座と混ざらないように
同じ姓になったことで、家族の口座と見分けがつきにくくなることがあります。 通帳の表紙だけでは、どちらのものか分からなくなります。
通帳に付せんを貼るなど、自分で分かる印をつけておくと迷いません。 窓口に持っていくときも、どれが自分の分か迷わずに済みます。
変えると決めたときの最短の道
電話する
持ち物と、行ける支店を聞きます。
1日にまとめる
ほかの手続きと同じ日にします。
翌月の明細を見る
止まっていないか1回だけ確かめます。
これだけです。窓口での手続きそのものは、長くかからないことが多いです。
迷ったときの決め方
「来月、止まると困るものがこの口座にあるか」。
あるなら変える。ないなら、あとで構いません。 これだけで決まります。ほかの理由は要りません。
「使えている」と「変えなくていい」は違う
いま使えているから変えなくていい、とは限りません。
困るのは、ふだんと違うことをするときです。 大きな買い物、契約、手続き。そのときに初めて止まります。
止まったときに何をするか
止まった先に連絡する
銀行か、振込をした相手です。
名義変更の手続きをする
その場で案内されます。
もう一度やってもらう
振込なら、やり直しになります。
手間は増えますが、取り返しがつかないことは起きません。
旧姓の通帳を持っていること自体は
問題ありません。
姓が変わったことを届け出ていない状態なので、 いずれは変えることになりますが、期限が迫っているわけではありません。
家族に聞かれたとき
「まだ変えていないの」と言われることがあります。
「まだ変えていない」で足ります。 困っていないなら、そのままで構いません。 人の予定に合わせて動かなくて構いません。
変えると決めたら、ついでにまとめる
どうせ窓口に行くなら、同じ日に片づくものを足してください。
住所の変更、ほかの口座、家族の分。 1回の外出で、2つ3つ片づくようにすると、気が楽になります。
「いつか変える」で止まっている人へ
動けない理由が何が要るか分からないことなら、電話1本で片づきます。
電話を1本して、持ち物を3つ聞く。 それだけで、残りは短い作業になります。 調べる時間のほうが、手続きより長くなることもあります。
変えるのは、1つの口座からでいい
全部を一度に考えると、動けなくなります。
いちばん使っている口座を1つだけ選んで、それだけ変える。 残りは、その口座が済んでからで構いません。 1つ終わると、次が軽くなります。
決めたら、考えるのをやめる
いまの暮らしで困っていないなら、変えないという選び方もあります。 止まる場面が来たときに、そこで変えれば間に合います。
困るのは、決めないままでいることです。 「変えようか、どうしようか」と毎月思い出すのが、いちばん疲れます。 変える日を決めるか、当面やらないと決めるか。 どちらかに決めてしまうほうが、気持ちは軽くなります。
みさきの2月
通帳を開くと、旧姓のままでした。
家賃の引き落としがある口座だったので、気になってはいました。 けれど、2か月のあいだ、何も起きていませんでした。
夫に聞くと、「落ちているなら急がなくていいんじゃない」と言いました。 残っているのは、この通帳だけでした。
母に話すと、こう言われました。
来月の引き落としのあとに行く、と決めました。
あとから気づいても、手続きは同じです。
よくある質問
引っ越しのお知らせを、1枚にして送る
新しい住所を、職場に、友人に、遠くの親戚に。
はがきを出すほどではないけれど、きちんと伝えたいときに。
写真とことばは、ふたりのページに
新しい家で撮った写真とことばを、1つのページにまとめておけます。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、新生活の手続き」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
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※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
