夫が「職場の人には、もう出さなくていいかな」と言いました。 やめたら困るのか、あとで気にするのか、夫は決めかねていました。 この記事では、年賀状をやめたときに起きること、やめた人が気にしていること、やめ方の3つの案をまとめます。
- やめて困ることの正体は、連絡先が切れること。それ以外はほぼない
- 相手ごとに消していけば、全部やめる必要はない
- やめ方は3つ。黙ってやめるより、一度伝えるほうが後で気にならない
- 年賀状をやめたいけれど、やめたら何か困るのか分からない
- 職場の人への年賀状を、続ける意味があるのか迷っている
- やめた人が「やめなければよかった」と言うのを聞いた
- 全部やめるか、一部だけやめるかで決められない
- やめたあとに相手から届いたら、どうするか決めていない
やめたあとに困ること
先に、やめた人が実際に「困った」「気になった」と言うことを並べます。 想像しているより、種類は少ないです。
| 困ったこと | 実際のところ |
|---|---|
| 相手から届いたのに、返せなかった | 松の内なら年賀状、過ぎたら寒中見舞いで返せる。困るのは「返さなかった」とき |
| 何年も会っていない人の近況が分からなくなった | 年賀状が唯一の接点だった相手で起きる。連絡先が他にあれば起きない |
| 相手が「何かあったのか」と心配した | 黙ってやめたときに起きる。一度伝えれば起きない |
| 職場で自分だけ出していないと気づいた | 気になるのは最初の1年だけという声が多い |
| 親戚の集まりで話題になった | 親戚は「年賀状じまい」として伝えると、話題にならない |
見てのとおり、「困った」の多くは「黙ってやめた」ときに起きています。 やめること自体で困ることは、ほとんどありません。
伝えずにやめると困るのです。
困ることの正体は、連絡先が切れること
やめた人が本当に気にしているのは、 「年賀状を出さなくなったこと」ではなく、その相手との連絡先が切れることです。
年賀状だけでつながっていた相手は、年賀状をやめると連絡が途絶えます。 住所しか知らず、電話番号もLINEも知らない。 そういう相手が、数年後に「どうしているだろう」と気になります。
逆に言えば、他の連絡手段がある相手なら、年賀状をやめても何も切れません。 職場の同僚は毎日会います。 友人はLINEでつながっています。 親戚は親を通して近況が分かります。
だから、やめる前に確認するのは「この相手と、年賀状以外でつながっているか」です。
相手ごとに消していく
「年賀状をやめる」と、全部やめるように聞こえます。 でも、実際には相手ごとに決められます。 消去法で、出さなくてよい相手を消していきます。
毎日会う相手を消す
職場の同僚など。年賀状がなくても近況は伝わっています。
LINEや電話でつながっている相手を消す
友人など。年始の挨拶はLINEでできます。
親を通して近況が分かる親戚を消す
自分から出さなくても、親の年賀状で家の近況は伝わります。
残った相手を見る
年賀状だけがつながりの相手です。ここが「やめると切れる」相手です。
最後の決め手は、残った相手の人数です。 残りが5人以下なら、その5人にだけ続けて、あとはやめられます。 残りが多いなら、年賀状はまだその人にとって役目があります。全部やめるのは早いかもしれません。
「全部やめる」か「全部続ける」かではなく、 残った相手にだけ続ける、という選択が現実的です。
やめ方は3つ
やめると決めた相手には、やめ方を選びます。 3つあります。
黙ってやめる
いちばん簡単ですが、相手が「何かあったのか」と気にすることがあります。届いたら返す、と決めておけば大きな問題にはなりません。
年賀状じまいとして伝える
最後の年賀状で「今年で終えます」と伝えます。相手は納得しやすく、後で気になりません。連絡先を添えます。
形を変える
はがきをやめて、LINEや電話での年始の挨拶に切り替えます。相手にも「これからはこちらで」と伝えます。
やめた人が「気になった」と言わないのは、2つ目か3つ目です。 一度伝えておくと、やめたあとの心配がなくなります。
黙ってやめる場合は、相手から届いたときに必ず返す、と決めておいてください。 それだけで、困ることはほとんど残りません。
職場の人への年賀状
いちばん迷うのが、職場の人への年賀状です。 毎日会っているのに、はがきを出す意味があるのか、と考えます。
考え方は、職場によって違います。 上司や取引先に出す慣習がある職場なら、続けたほうが無難です。 やめて困るのは自分だけではなく、上司が「今年は来なかった」と気にすることもあります。
一方、同僚のあいだで出さないのが普通の職場なら、やめても何も起きません。 むしろ、自分だけ出しているほうが気を遣わせることがあります。
分からないときは、去年の年賀状を見てください。 職場の人から何枚届いたかで、その職場の慣習が分かります。 届いていないなら、出さなくても誰も気にしません。
再開したくなったとき
やめたあとに、また出したくなることもあります。 結婚や引っ越しの報告をしたい、久しぶりに近況を伝えたい、といったときです。
再開は、いつでもできます。 「ご無沙汰しております」と一言添えて、普通に出せばいいだけです。 相手も「久しぶりに来た」と思うだけで、やめていた理由を聞くことはまずありません。
一度やめると再開しにくい、と考える必要はありません。 やめるときに「もう二度と出さない」と決める必要もありません。 今年は出さない、それだけです。
夫が迷った夜
12月のはじめ、夫がリストを見ながら「職場の人には、もう出さなくていいかな」と言いました。 去年は出したそうです。理由を聞くと、「なんとなく」でした。
いつもなら、わたしが母に相談する場面です。 でも、夫の職場のことは、母には分かりません。 だから、わたしが選択肢を並べました。
夫は、去年の年賀状を出してきて数えました。 職場からは、上司の1枚だけでした。 「じゃあ、上司にだけ出す」と夫が言い、それで決まりました。
わたしは、母の言い方を自分がしていることに、あとで気づきました。
やめる前に確認すること
やめると決める前に、次の4つだけ確認しておくと、あとで気にならなくなります。
年賀状だけでつながっている相手が、何人いるか
この人数が、やめると切れる相手の数です。
その相手の連絡先を、他に知っているか
電話番号やLINEがあれば、年賀状をやめても切れません。
相手から届いたときに、どう返すか
松の内なら年賀状、過ぎたら寒中見舞い。決めておけば慌てません。
職場の慣習
去年、職場の人から何枚届いたか。届いていなければ出さなくて構いません。
その人にだけ、続ければいい。
よくある質問
はがきの代わりに
新年のあいさつを、LINEで送れる手紙にする方法もあります。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、はじめての年賀状」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
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※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
