窓口で控えを受け取って、外に出ました。 何かが大きく変わった感じはしないのに、たしかに変わったところでした。 この記事では、婚姻届を出したあとに何が起きて、次に何をすればいいのかをまとめます。
- 戸籍ができるまでは数日かかる。その場では出ない
- 先にするのは、住民票(住所・世帯)とマイナンバーカード
- 名義変更は、身分証 → 金融 → そのほかの順で進む
- 出したあと、何をすればいいのか分からない
- 新しい戸籍や住民票が、いつ取れるのか知りたい
- 名義変更の順番が分からず、どこから手をつけるか迷う
- 職場にいつ何を伝えればいいのか分からない
- 急いでやるものと、あとでいいものを分けたい
出したその場で、何が起きるか
窓口に出すと、内容を確認してもらい、受け付けられます。 その場で渡されるのは、受け付けの控えです。
その日から夫婦になりますが、戸籍への反映はその場では終わりません。 時間外に出したときは、後日に確認が行われます。
戸籍ができるまでは、数日かかる
新しい戸籍ができるまでには、数日から1週間ほどかかります。 本籍地以外に出したときは、書類が本籍地に送られるぶん、さらに日数がかかることがあります。
新しい戸籍の証明書が必要になるのは、そのあとです。
婚姻届受理証明書を請求できます。
受理証明書は手数料がかかり、金額は市区町村によって違います。 職場に早く出す必要があるときに使われています。
住民票と世帯は、その日に動くことがある
住所が変わらない場合でも、氏が変わると住民票の記載が変わります。 同じ日に引っ越しや世帯の変更をするなら、転入届・転居届・世帯変更の届を一緒に出します。
| その日にできること | 必要になるもの |
|---|---|
| 転入届・転居届 | 転出証明書(前の市区町村のもの)、本人確認書類 |
| 世帯をまとめる | 本人確認書類、マイナンバーカード |
| 新しい住民票を取る | 手数料(現金) |
| マイナンバーカードの記載変更 | カード、暗証番号 |
マイナンバーカードの記載変更は、その日のうちに済ませるのがおすすめです。 そのあとの手続きで、本人確認書類として何度も使うためです。
名義変更は、この順番で進む
氏が変わる人は、名義変更が続きます。 順番を間違えると、何度も出直すことになります。
マイナンバーカード・運転免許証
本人確認書類を先に直します。これがすべての土台になります。
銀行口座
給与の振込先です。職場への届け出とつながっています。
勤務先への届け出
健康保険・扶養・通勤手当。書類の様式は職場によります。
クレジットカード・保険・携帯
引き落とし口座と名義をそろえます。
そのほか
パスポート、車、各種の会員登録など。急がないものは後回しで構いません。
身分証 → 金融 → そのほか。この順だけ覚えておけば迷いません。
伝える相手は、直属の上司と、総務や人事の担当です。 先に上司に伝えてから、担当に書類のことを聞くのが、いちばん角が立ちません。
休みを取って手続きに行くなら、その相談も一緒にできます。
職場への届け出
職場には、戸籍の届け出が済んだことを伝えます。 求められる書類は職場によって違い、受理証明書や新しい住民票を出すことがあります。
仕事で旧姓を使い続けるかどうかも、このときに伝えます。 先に決めておくと、社内の手続きが1回で済みます。
一度にやろうとすると、どれも中途半端になります。 1日に1つか2つ、片づいたら消していく形にすると、2週間ほどで落ち着きます。
期限があるものだけを、先に書き出しておくと、気持ちが楽になります。
急がなくていいもの
全部を一度にやろうとすると、疲れます。 急がなくていいものを、先に分けてしまいましょう。
急ぐもの
本人確認書類、給与の振込口座、職場への届け出。
早めがよいもの
健康保険、クレジットカード、携帯電話、生命保険。
急がないもの
パスポート(旅行の予定があるときだけ)、各種の会員登録、ポイントカード。
期限が決まっているものは多くありません。 「次に使うときまでに直す」で間に合うものが、意外とたくさんあります。
結婚式との順番
式より先に出す人も、あとに出す人もいます。 先に出すと、式のときにはもう夫婦です。招待状や席次表の名前をどうするかだけ、決めておいてください。
あとに出す場合は、式の準備と手続きが重ならないぶん、落ち着いて進められます。 どちらでも構いません。
出したあとの数日は、手続きの連絡が続きます。 そのあいだに、写真を1枚だけでも手元に置いておくと、あとで探さずに済みます。
記録は、あとからまとめようとすると残りません。 その日のうちに、控えと写真を1か所に入れておくだけで十分です。
その日の記録を、残しておく
手続きの話が続くと、その日のことが記憶から薄れます。
窓口の前で撮った写真、控えの紙、その日に食べたもの。 あとから「何もない」と気づくのは、たいてい数年後です。
書き終えた婚姻届は、出す前に写真を撮っておくと残せます。 写真とそのときのことばを1つのページにまとめておくと、あとで見返せます。
健康保険と、扶養のこと
職場への届け出のなかで、いちばん早く動かしたほうがいいのが健康保険です。 保険証の名前が変わるまで、病院で説明が要ることがあります。
どちらも働いている
それぞれの職場に届け出ます。扶養に入らなければ、手続きは名前の変更だけです。
扶養に入る
収入の見込みなど、職場から書類を求められます。早めに相談してください。
自営・国民健康保険
市区町村の窓口で手続きをします。婚姻届と同じ役所でできることが多いです。
扶養に入るかどうかは、働き方の話です。 その日に決めなくていいので、落ち着いてから相談してください。
1か月後に、見直すこと
急ぎのものが片づいたら、1か月ほどたってから見直します。
- クレジットカードと、引き落とし口座の名義がそろっているか
- 生命保険・医療保険の受取人
- 携帯電話、公共料金の名義
- 職場の通勤手当(引っ越しをしたとき)
「次に使うときに直す」で足りるものが多いので、一覧にして、片づいたら消していけば十分です。
みさきの11月
控えを受け取って、外に出ました。 夫が「終わったね」と言って、わたしは「うん」と言いました。 それだけでした。
帰り道に、名義変更のことを話しました。 何から手をつけるかが分からず、スマホで調べながら歩きました。 免許証から、という順番を見つけて、それだけ決めました。
夜、母に電話をしました。
わたしたちは、免許証と銀行だけ先に直すことにしました。 写真は、そのうちまとめようと話しています。
順番は、身分証から金融へ。
よくある質問
ふたりの記録を、1つのページに
入籍の日の写真と、そのときのことばを、まとめておけます。
写真を送っていただくだけで、こちらでお作りします。29,800円(税込・買い切り)。公開の期限はありません。
入籍のお知らせを、1枚にして送る
職場に、友人に、遠くの親戚に。LINEで送れる手紙にする方法もあります。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、はじめての婚姻届」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
