生まれた日の夜、受話器を取るまでに少し時間がかかりました。 何を言えばいいのか、分からなかったからです。 この記事では、親と義理の親への出産報告を、電話とそのあとの連絡に分けてまとめます。
- 生まれた日は電話で一言。長く話さなくて構いません
- 自分の親には自分から、義理の親には夫から
- そのあと増える連絡は、窓口をひとつにしておく
- 何と言えばいいのか分からない
- 義理の親に、どこまで伝えるか迷う
- 連絡が増えて、休む時間がなくなっている
- 写真を送るかどうか決められない
- 来てもらう日を、ひとりで決められない
生まれた日は、電話で一言
出産報告を親にいつするかは、生まれた日のうちが目安です。
長く話さなくて構いません。 「生まれました。ふたりとも元気です」。これで足ります。 声を聞くだけで、相手の心配は消えます。
自分の親には、自分から
出産報告を親にするとき、自分の側の親には自分から伝えます。
体がつらければ、夫からでも構いません。 ただ、落ち着いてから一度、自分の声で話しておくと、そのあとが楽になります。
義理の親への連絡は、夫から
夫の側の親には、夫から伝えてもらいます。
これは礼儀の話ではなく、やりとりを楽にするためです。 夫から伝えてもらうと、そのあとの細かい相談も夫が受けられます。 義実家への出産報告をしないわけではなく、窓口を分けるということです。
そのあと増える連絡と、どう付き合うか
伝えること自体より、こちらのほうが大変かもしれません。
| 困りごと | どうするか |
|---|---|
| 電話が毎日かかってくる | 「夜は休んでいます」と時間を決めて伝えます |
| 来る日が決まらない | 「落ち着いたらこちらから連絡します」で足ります |
| 写真を催促される | 送れるときに送ります。約束はしません |
断っているのではなく、順番を決めているだけです。そう伝えると角が立ちません。
写真を送る・送らない
出産報告の方法として、写真を送るかどうかも決めておくと迷いません。
送るなら、近い家族だけで足ります。 相手が人に転送する人かどうかだけ、先に考えておいてください。 送らないと決めても、失礼にはなりません。
来てもらう日は、ひとりで決めない
実家にいるなら実家の都合、家にいるなら自分の体の都合があります。
その場で返事をせず、「相談して折り返します」と言って構いません。 日を決めるのは、夫と相談してからで足ります。
里帰りしているとき
実家にいるあいだは、自分の親とは顔を合わせています。
そのぶん、義理の親への連絡が薄くなりがちです。 週に1回、夫から様子を伝えてもらうようにしておくと、あとで気まずくなりません。
名前は、決まってから
名前を聞かれても、決まっていなければ「まだ決めていません」で構いません。
早く伝えると、意見をもらうことがあります。 決めてから知らせるほうが、静かに決められます。
内祝いは、あとでいい
お祝いをいただいたら、まず「届きました」と連絡します。
お返しは落ち着いてからで足ります。 家ごとの決まりがあるかもしれないので、自分の親に一度聞いておくと早いです。
両方の親で、扱いを変えない
片方にだけ写真を送る、片方にだけ先に知らせる。 これがあとで響くことがあります。
同じ日に、同じ内容で。これだけ決めておけば、比べられても困りません。
親と考えが合わないとき
育て方や風習のことで、言われることがあります。
その場で言い返さなくて構いません。 「そうなんですね」と受けて、決めるのはふたりで。 決めたことだけ、あとから短く伝えれば足ります。
電話がつらいときは
声を出すのがつらい時期があります。
そのときは、文字で送って構いません。 「今日は休みます。元気です」の2行で足ります。 毎日話さなければいけない決まりはありません。
電話で話すことは、3つだけ
生まれた日の電話で、話すことは決めておくと楽です。
生まれたこと
「◯日に生まれました」。時間まで言わなくて構いません。
母子の様子
「ふたりとも元気です」。詳しい話は要りません。
次の連絡
「落ち着いたら、またかけます」。これで電話を切れます。
3つ言えば、切って構いません。長く話すほど、体に響きます。
最初の電話は、短くていい
長く話すと、相手も安心して話し続けます。
「また連絡します」と先に言っておくと、切りやすくなります。 切ることを申し訳なく思わなくて構いません。
入院中に来てもらうかどうか
病院の決まりがあるので、まず病院に確かめてください。
来てもらえる場合も、人数と時間に決まりがあることがあります。 決まりを伝えれば、相手も納得します。 自分で断るより、ずっと角が立ちません。
両家で、連絡の頻度が違うとき
片方はよく連絡をくれて、片方は静かということがあります。
静かなほうは、遠慮していることもあります。 こちらから量をそろえる必要はありません。 夫から「ときどき様子を送ります」と伝えておけば、それで足ります。
上の子がいるとき
上の子を見てもらっている場合は、報告と預かりの話が一緒になります。
ここだけは、先に段取りを決めてから連絡してください。 報告の電話でまとめて決めようとすると、話が長くなります。
伝えたあとに決めておくこと
連絡の時間帯
「午前中なら出られます」。これだけで夜が静かになります。
写真を送る範囲
両家で同じにしておきます。
会いに来てもらう目安
「今月の後半に」くらいで足ります。
細かく決めなくても、目安があるだけで、お互い落ち着きます。
「手伝いに行こうか」と言われたら
ありがたい一方で、すぐには答えにくい申し出です。
その場で断らず、「夫と相談します」で止めて構いません。 来てもらうなら、何をお願いするかを先に決めておくと、お互い楽です。 食事だけ、洗濯だけ、と範囲を決めておくのがいちばん静かです。
遠方の親には、短い便りを
会いに来られない距離のときは、電話だけで十分です。
それでも気になるなら、月に一度、短い便りを送る形にしておくと、 毎週の電話よりも、お互いの負担が軽くなります。
言われて困ったことは、書きとめない
育て方のことで、気になる言葉をもらうことがあります。
そのたびに覚えておくと、こちらが疲れます。 その場で受けて、あとは流す。決めるのはふたりです。
伝えたあとの電話は、短くていい
毎日の電話がつらいときは、長さを決めてしまって構いません。
「3分だけ」と決めておくと、こちらも相手も慣れます。 毎回ちゃんと話さなければ、という決まりはありません。
みさきの5月
生まれた日の夜、母に電話をかけました。
「生まれたよ」と言ったら、それ以上言葉が続きませんでした。 母も何も言いませんでした。しばらく、お互い黙っていました。
隣で夫が、自分の親に電話をかけていました。 声の調子で、あちらも同じようになっているのが分かりました。
次の日、母から電話が来ました。
週に1回、と決めました。それで十分でした。
自分の親には自分から、義理の親には夫から。
よくある質問
写真とことばを、1つのページにまとめておく
生まれた日の写真と、そのときのことばを1つのページに。
写真を送っていただくだけで、こちらでお作りします。29,800円(税込・買い切り)。公開の期限はありません。
出産のお知らせを、1枚にして送る
職場に、友人に、遠くの親戚に。LINEで送れる手紙にする方法もあります。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、出産報告」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
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※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
