出す日の前の週末、テーブルに持ち物を並べてみました。 用紙、身分証、印鑑、それから戸籍謄本。 最後の1つが本当に要るのかが分からず、そこで止まりました。 この記事では、婚姻届に必要なものを、当日の持ち物として並べます。
- 必ず要るのは、婚姻届と本人確認書類
- 戸籍謄本は、令和6年3月から原則不要になった
- 印鑑は任意。なくても受け付けてもらえる
- 戸籍謄本が要ると書かれた案内と、要らないと書かれた案内の両方を見た
- 印鑑を持っていくべきか分からない
- マイナンバーカードが要るのかどうか迷う
- 当日、足りないものがあったらどうなるのか不安
- ふたりで行かないといけないのか分からない
当日、窓口に持っていくもの
まず全体です。太字が、必ず持っていくものです。
| 持ち物 | 要るかどうか |
|---|---|
| 婚姻届(証人の署名まで済んだもの) | 必ず要ります |
| 本人確認書類(届出人の分) | 必ず要ります |
| 印鑑 | 任意。押すなら持っていきます |
| 戸籍謄本 | 原則不要。念のため用意する人もいます |
| マイナンバーカード | 婚姻届だけなら不要。同じ日に別の手続きをするなら持っていきます |
| 筆記用具(黒のボールペン) | その場で直せるので、あると安心です |
持ち物は、この6つで足ります。 多く持っていって困ることはないので、迷うものは鞄に入れておくくらいでちょうどいいです。
本人確認書類は、行く人の分
戸籍の窓口では、届け出に来た人の本人確認が行われます。 法務省の案内にも、「本人であることを証明する書類(運転免許証やパスポートなど)を持参」と書かれています。
運転免許証
いちばん多い形です。顔写真つきなら1点で足りることが多いです。
マイナンバーカード
顔写真つきの本人確認書類として使えます。
パスポート
使えます。住所の記載の扱いは窓口によって違います。
健康保険証など
顔写真がないものは、2点必要と案内されることがあります。
持っていくのは、その日に窓口へ行く人の分です。 ふたりで行かないといけない決まりはありません。 どちらか一人でも、代理の人でも出せますが、行く人の本人確認書類は必要です。
戸籍謄本は、原則要らなくなった
いちばん迷うのがここです。
令和6年3月1日に施行された改正戸籍法により、 本籍地以外の市区町村の窓口で届け出るときも、戸籍証明書等の添付は原則不要になりました(法務省)。 職員が本籍地の戸籍を確認できるようになったためです。
それ以前は「本籍地以外に出すなら戸籍謄本が必要」と案内されていました。 いま検索して出てくるページには、古い案内がそのまま残っているものがあります。
まず出す予定の役所の案内を見てください。
同じ改正で、本籍地以外の窓口でも戸籍証明書を請求できるようになりました(広域交付)。 必要になったときも、遠くまで取りに行かずに済みます。
印鑑は、持っていかなくてもいい
戸籍届書への押印義務は、令和3年9月1日から廃止されています(法務省)。 いまは、届出人の意向で任意に押す形です。
つまり、印鑑を持っていかなくても婚姻届は出せます。 押したい人だけが持っていけば足ります。
ただし、その場で書き間違いを直すときに、押印している欄があると訂正の仕方が変わります。 すでに押している人は、同じ印鑑を持っていくと安心です。
マイナンバーカードは、どんなときに要るか
婚姻届を出すだけなら、マイナンバーカードは要りません。 本人確認書類として使うことはできます。
同じ日に次のことをするなら、持っていってください。
- 転入届・転居届を一緒に出す
- 新しい住民票を取る
- マイナンバーカードの氏名や住所を書き換えてもらう
氏が変わる人は、カードの記載を変える手続きが必要になります。 同じ日にまとめてしまうほうが、あとが楽です。
引っ越しと同じ日にするとき
入籍と引っ越しが近いときは、持ち物が増えます。
| 一緒にすること | 増える持ち物 |
|---|---|
| 転出届・転入届 | 転出証明書(前の市区町村で受け取ったもの)、本人確認書類 |
| 世帯をまとめる | 本人確認書類、マイナンバーカード |
| 新しい住民票を取る | 手数料(現金) |
窓口の順番は、役所によって案内が違います。 着いたら最初に「婚姻届と転入届を一緒に出したい」と伝えると、順番を教えてもらえます。
足りないものがあったら、どうなるか
その場で足りないものが分かっても、たいていは出せます。
書き漏れがあった
その場で書き足せます。筆記用具があれば数分です。
証人の欄が1人分しかない
その日は出せません。書いてもらってから出し直します。
本人確認書類を忘れた
窓口の案内に従います。後日の確認になることがあります。
戸籍謄本を求められた
原則不要ですが、事情によって案内が変わることがあります。その場で聞いてください。
その日のうちにやり直せないのは、証人の欄だけです。 ここだけは、家を出る前に見てください。
前の日にすること
前日に5分だけ見ておくと、当日が静かに終わります。
- 証人の欄が2人分そろっているか
- 本籍が番地まで書かれているか
- 行く人の本人確認書類を、鞄に入れたか
- 届出日とあて名の欄を、当日に書くつもりなら空けたままか
- 出す役所の窓口が開いている時間
時間外の受付を使う予定なら、受付の場所(夜間・休日窓口)を地図で見ておくと迷いません。
出したあとに、その場でもらえるもの
受け付けられると、控えを渡してもらえます。 戸籍に反映されるまでには数日かかるので、新しい戸籍の証明書はその場では出ません。
その日のうちに「入籍した証明」が要るときは、婚姻届受理証明書を請求できます。 手数料がかかり、金額は市区町村の定めによります。 職場への提出や、記念に取っておきたいときに使われています。
みさきの11月
並べた持ち物のうち、戸籍謄本だけが分からないままでした。
区役所のサイトを見ると、「本籍地以外でも添付は原則不要」と書いてありました。 別の自治体のページには「必要」と書いてあって、しばらく行き来しました。 結局、出す予定の役所の案内に従うことにしました。
夫は「印鑑はいる?」と聞きました。 いらないと答えると、「じゃあ何も持たなくていいんだ」と言って、 それから運転免許証を財布に戻していました。
わたしたちは、念のため全部持っていきました。 使ったのは、婚姻届と免許証だけでした。
やり直せないのは、証人の欄だけ。
よくある質問
ふたりの記録を、1つのページに
入籍の日の写真と、そのときのことばを、まとめておけます。
写真を送っていただくだけで、こちらでお作りします。29,800円(税込・買い切り)。公開の期限はありません。
入籍のお知らせを、1枚にして送る
職場に、友人に、遠くの親戚に。LINEで送れる手紙にする方法もあります。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、はじめての婚姻届」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
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※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
