昼休みに区役所へ寄って、婚姻届をもらってきました。 そのとき職員の方に「出すのは、ここでなくても大丈夫ですよ」と言われて、驚きました。 この記事では、婚姻届をどこでもらえて、どこに出せるのかを整理します。
- 用紙はどこの市区町村でももらえる。出す役所と同じでなくていい
- 出す場所は本籍地か所在地の市区町村
- 旅行先など、一時的にいる場所でも出せる
- 婚姻届は、出す役所でもらうものだと思っていた
- 本籍地が遠くて、取りに行けそうにない
- ダウンロードした用紙が使えるのか分からない
- 旅行先で出したいが、できるのか知りたい
- 夜や休みの日しか役所に行けない
用紙は、どこの役所でももらえる
婚姻届の用紙は、市区町村の戸籍の窓口に置いてあります。 住んでいる市区町村でなくても、もらうことはできます。 用紙そのものは、全国どこのものでも使えるためです。
窓口で「婚姻届をください」と言えば、その場で渡してもらえます。 待つことはほとんどありません。
もらうときは、2枚もらってください。 1枚は予備です。書き間違えたときに、その日のうちに出せます。
ダウンロードして印刷することもできる
多くの市区町村が、婚姻届をサイトで配っています。 「婚姻届 ダウンロード」で探すと、自治体のページが見つかります。
| 印刷するときの注意 | 理由 |
|---|---|
| A3で印刷する | 用紙の大きさが決まっています。A4に縮小すると受け付けられないことがあります |
| 縮小・拡大をしない | 印刷設定の「用紙に合わせる」を切ります |
| 白い紙に印刷する | 色紙や薄い紙は避けます |
| 印刷が薄くないか見る | かすれていると読み取りにくくなります |
家のプリンターがA3に対応していないときは、 コンビニのプリントサービスでA3を選べば印刷できます。
心配なときは、役所でもらった用紙を1枚持っておくと安心です。
出す場所は、本籍地か所在地
出す場所は、届出人の本籍地または所在地の市役所・区役所・町村役場です(法務省「婚姻届」)。
本籍地
ふたりのどちらかの本籍がある市区町村です。住んだことがなくても構いません。
所在地
いま住んでいる場所のほか、一時的にいる場所も含みます。
つまり、選べる役所は1つではありません。 ふたりの本籍地が2か所、住んでいる場所、いま滞在している場所。 そのどれでも構わない、ということです。
もらう場所と出す場所が違ってよい理由
用紙は全国共通の様式なので、どこでもらっても同じものです。 出す先だけが、本籍地か所在地に決まっています。
同じである必要がありません。
家の近くでもらって、職場の近くで出す。 実家でもらって、住んでいる町で出す。 どれも問題ありません。
本籍地に出すとき、所在地に出すとき
どちらに出すかで、少しだけ違いがあります。
| 出す場所 | 特徴 |
|---|---|
| 本籍地 | 戸籍がその場にあるため、確認が早く終わることが多いです |
| 所在地(住んでいる場所) | 転入届や住民票の手続きと同じ日にまとめやすいです |
令和6年3月1日の改正で、本籍地以外の窓口でも戸籍証明書の添付は原則不要になりました(法務省)。 そのため、いまはどちらに出しても手間はほとんど変わりません。
住む場所で出すほうが、そのあとの手続きが1日で片づきます。
用紙をもらうだけなら、待つこともほとんどありません。 仕事の帰りや、買い物のついでに寄って、その場で受け取れます。 まず用紙を手に入れてしまうと、そのあとが動き出します。
旅行先や、出張先で出す
所在地には、一時的にいる場所も含まれます。 旅行先の役所に出すことも、できないわけではありません。
ただし、次の点は先に確かめてください。
- その役所の窓口が開いている時間(時間外の受付があるか)
- 手続きにかかる時間(戸籍がその場にないと、確認に時間がかかることがあります)
- 出したあとに証明書が必要になったとき、どこで取るか
記念日に合わせて旅行先で出す人もいます。 心配なら、出す予定の役所に前もって電話で聞いておくと確実です。
夜間・休日に出すとき
多くの市区町村で、開庁時間外に届書を受け取る窓口(夜間・休日窓口)があります。 扱いは市区町村によって違うので、出す予定の役所の案内を見てください。
時間外に出したときは、書類をその場で確認してもらえないことがあります。 不備があれば、後日に連絡が来ます。
出す日を決める
時間外に出すなら、その日の窓口の受付時間を調べます。
受付の場所を地図で見る
昼間の入口とは別のことが多いです。
連絡先を書いておく
不備があったときに連絡が来ます。日中に出られる番号にします。
予備の用紙を持っていく
その場で直せることもあります。
間に合わないとき、どうするか
「今日中に出したいのに、窓口の時間を過ぎた」というときは、時間外の受付を探します。 それも難しいときは、日にちを動かすことになります。
婚姻届の届出期間は「随時」です。 いつまでに出さなければならない、という決まりはありません。 日にちにこだわりがなければ、翌日でも構いません。
本籍地が遠いとき
本籍地が遠方で、行くのが難しい人は多いです。 けれど、本籍地まで出しに行く必要はありません。
出す場所は本籍地または所在地です。 住んでいる市区町村に出せば、書類は役所のあいだでやりとりされます。
| 心配していること | 実際 |
|---|---|
| 本籍地に行かないといけない? | 行かなくて構いません。所在地でも出せます |
| 戸籍謄本を取りに行かないと? | 令和6年3月から添付は原則不要。広域交付で近くの窓口でも取れます |
| 戸籍ができるのが遅くなる? | 本籍地以外だと数日多くかかることがあります。急ぐときは受理証明書を使えます |
遠いことが理由で、日にちを動かす必要はありません。
窓口の時間を、先に調べる
行ってから閉まっていた、というのがいちばん困ります。
- 平日の受付時間(昼休みに閉じる窓口もあります)
- 土日の開庁日があるか
- 時間外(夜間・休日)の受付場所
出す予定の役所の名前で調べれば、案内のページが見つかります。 記念日に出したい人ほど、ここを先に見ておいてください。
みさきの10月
区役所でもらった用紙を鞄に入れて、職場に戻りました。
夕方、夫に「もらってきたよ」と送ると、「出すのもそこ?」と返ってきました。 わたしは、もらった場所で出すものだと思い込んでいました。
調べてみると、出せるのは本籍地か所在地で、 わたしたちの場合は、住んでいる町の役所でも、夫の本籍地でも出せると分かりました。 住んでいる町なら、引っ越しの手続きも一緒にできます。
母に話すと、こう言われました。
わたしたちは、住んでいる町の役所にしました。
出す場所だけが、本籍地か所在地。
よくある質問
ふたりの記録を、1つのページに
入籍の日の写真と、そのときのことばを、まとめておけます。
写真を送っていただくだけで、こちらでお作りします。29,800円(税込・買い切り)。公開の期限はありません。
入籍のお知らせを、1枚にして送る
職場に、友人に、遠くの親戚に。LINEで送れる手紙にする方法もあります。
※この記事は物語シリーズ「みさきの、はじめての婚姻届」の1話です。
登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。
提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。
作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。
ご家族と相談のうえ、ご判断ください。
