上司への出産報告の例文|職場にメール・チャットで送るとき

片手でスマートフォンを持ち、文面を考えている女性(画面は暗いまま)
みさきの、出産報告 第4話

片手でスマートフォンを持って、文を打っては消していました。 長く書くほど、送れなくなりました。 この記事では、職場に送る上司への出産報告の例文を、メールとチャットの両方でまとめます。

この記事の要点
  1. 長さは5行。それ以上は要りません
  2. 入れるのは3つ。日付・母子の様子・これから
  3. お産の経過は書かない。相手が知りたければ聞いてきます
こんなこと、ありませんか
  • 何から書けばいいか分からない
  • 書いているうちに長くなってしまう
  • かしこまりすぎて、不自然になる
  • 件名をどうすればいいか迷う
  • 返信にどう返すか決まらない

5行で足ります

出産報告の例文を職場に送るとき、長さは5行で足ります。

長い文章は、読む側にも返す側にも負担になります。 短い文は冷たく見えそうですが、この場面では短いほうが親切です。

テーブルに置かれた暗い画面のノートパソコンと、湯気の立つカップ

そのまま使えるメールの文例

出産報告を職場に送る方法として、いちばん確実なのがメールです。

行書くこと
件名 出産のご報告(◯◯)
1行目 お世話になっております。◯◯です。
2行目 ◯月◯日に出産しました。母子ともに元気です。
3行目 産休中はご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
4行目 手続きについては、あらためてご連絡いたします。

名字が変わっている場合は、件名に旧姓を添えておくと相手が分かります。

表のままでは使いにくいので、つなげた形も置いておきます。

件名:出産のご報告(山田)

◯◯部長 お世話になっております。山田です。 ◯月◯日に出産しました。母子ともに元気です。 産休中はご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 手続きについては、あらためてご連絡いたします。

名前と日付を入れ替えれば、そのまま送れます。

チャットで送るとき

LINEや社内チャットで送るときは、もう少し短くします。 出産報告のラインの例文としては、これくらいで足ります。

「お疲れさまです。◯月◯日に出産しました。ふたりとも元気です。 手続きのことは、あらためてご連絡します。よろしくお願いします。」

改行は1回で足ります。かしこまった挨拶は要りません。

返信が来たら、どう返す

出産報告のマナーで迷うのは、返信への返し方です。

返すのは1行で足ります。 「ありがとうございます。落ち着きましたら、またご連絡いたします。」 これ以上書かなくて構いません。

入れないほうがいいもの

出産報告を上司にどこまで書くか、迷ったら次は外してください。

1

お産の経過

入院の長さ、処置の内容。相手が知りたければ、向こうから聞いてきます。

2

体調の詳しい話

「元気です」で足ります。心配をかけるだけになります。

3

復帰の約束

その場で言うと、あとで変えづらくなります。

件名の書き方

件名は、開かなくても中身が分かる形にします。

「出産のご報告」。これだけで足ります。 部署が大きい職場なら、名字を添えてください。 「ご報告」だけだと、何の報告か分かりません。

送る相手の順番

1

直属の上司

ここが最初です。

2

人事・総務

上司のあと。書類のことを聞きます。

3

引き継いだ人

一言だけ。長くしません。

同じ文面を全員に送っても構いませんが、1行だけ変えると受け取り方が違います。

名字が変わっているとき

結婚で名字が変わっていると、社内の表記と違うことがあります。

件名か書き出しに、社内で使っている名前を入れてください。 相手が誰からのメールか迷わずに済みます。

送る時間

いつ送っても構いません。

気になるときは、「お手すきのときにご覧ください」と1行添えておけば足ります。 夜に送ったことを謝る必要はありません。

誤字が気になるとき

片手で打つと、誤字が増えます。

送る前に、日付のところだけ見直してください。 ほかの誤字は、この場面では問題になりません。

代わりに送ってもらうとき

夫や家族から送ってもらう場合は、形を少し変えます。

「◯◯の夫です。◯月◯日に出産しました。本人は休んでおりますので、 代わってご連絡いたしました。」

これで失礼にはなりません。

はがきで出す職場もある

職場によっては、はがきで知らせる習わしが残っていることがあります。

無理に合わせなくて構いません。 メールで報告したあと、落ち着いてからはがきを出しても遅くありません。

送ったあとに、やっておくこと

1

送信済みを確かめる

下書きのまま止まっていることがあります。

2

返事に印をつける

誰から返ってきたか分かります。

3

書類の締切を書く

返事に書いてあれば、そこから写します。

短くても、冷たく見えない

短い文は、そっけなく見えるのではないかと心配になります。

この場面では、読む側がいちばん知りたいのは2つだけです。 生まれたことと、母子が元気かどうか。ここが書いてあれば、短さは気になりません。

送る前に、3つだけ確かめる

確かめること見るところ
日付が入っているか 「◯月◯日」。ここが抜けると、相手は手続きを進められません
母子の様子が入っているか 「ふたりとも元気です」。心配を消す一言です
次の連絡があることが分かるか 「あらためてご連絡します」。相手が待てます

この3つがあれば、文の形はどうであっても通じます。

丁寧にしすぎると、かえって返しづらい

「このたびは」「ご多忙のところ恐れ入りますが」。 こうした言葉を重ねるほど、相手も同じ重さで返さなければならなくなります。

ふだんのやりとりと同じ重さにしてください。 産休前にチャットで話していた相手に、急にかしこまった長文を送ると、相手が戸惑います。

窓辺で、少し肩の力を抜いて息をついている女性

謝らなくていい

文面に「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と入れたくなります。

入れても構いませんが、なくても失礼にはなりません。 産休は制度として用意されているもので、謝る場面ではありません。 「よろしくお願いいたします」で足ります。

返事が来ないとき

返信がないまま数日たつことがあります。

上司が見落としているか、あとで返そうとしているのかもしれません。 手続きが止まって困るときだけ、人事に直接聞いてください。 催促のメールは要りません。

社内チャットのグループに送るとき

部署のグループに送る場合は、さらに短くします。

「◯月◯日に出産しました。ふたりとも元気です。よろしくお願いします。」 個別の返信が大量に来るのが気になるときは、 上司から伝えてもらう形に変えても構いません。

相手別に、1行だけ変える

同じ文面でも、1行足すだけで受け取り方が変わります。

1

直属の上司

「産休前はご配慮いただき、ありがとうございました」

2

引き継いだ人

「その節はありがとうございました」

3

人事・総務

「出す書類がありましたら、お教えください」

変えるのは1行だけで足ります。全部書き分けようとすると、送れなくなります。

旧姓で呼ばれている職場では

社内で旧姓を使っている場合は、旧姓のままで構いません。

書類の名前と社内の名前が違っていても、人事は分かっています。 報告のメールで名前の説明をする必要はありません。

文例をそのまま使っていい

この記事の文例は、日付と名前を入れ替えるだけで使えます。

自分の言葉に直そうとして手が止まるくらいなら、そのまま送ってください。 相手が見ているのは、生まれたことと、母子が元気かどうかの2つだけです。

みさきの5月

退院して3日目の午後、片手で文を打ちました。

最初に書いたものは、10行ありました。 入院のこと、体のこと、迷惑をかけることへのお詫び。 読み返して、半分に削りました。それでも長くて、もう半分にしました。

残ったのは5行でした。

母に見せると、こう言われました。

椅子に座って、送る前に読み返すように画面を見つめている女性
「①長く書いて丁寧に伝える、②短く書いて要点だけ伝える、③電話で声だけ伝える。どれにする?」 長く書いたほうが気持ちが伝わる、というものでもないのよ。どれでもいいのよ。

短い5行で、ちゃんと届きました。

テーブルの上で重ねられた封筒と、置かれたペン
長さは5行。入れるのは日付・母子の様子・これから。
お産の経過は書かない。相手が知りたければ、向こうから聞いてきます。

よくある質問

件名はどう書けばいいですか。
「出産のご報告(名字)」で足ります。何の報告か分かる形にしてください。
短すぎて失礼になりませんか。
なりません。この場面では、短いほうが読む側の負担になりません。
復帰の時期は書いたほうがいいですか。
書かなくて構いません。その場で約束すると、あとで変えづらくなります。
全員に同じ文面でもいいですか。
構いませんが、相手ごとに1行だけ変えると受け取り方が違います。
夫から送ってもらってもいいですか。
構いません。「本人は休んでおります」と添えてもらえば伝わります。
生まれた日から

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知らせは

出産のお知らせを、1枚にして送る

職場に、友人に、遠くの親戚に。LINEで送れる手紙にする方法もあります。

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※この記事は物語シリーズ「みさきの、出産報告」の1話です。 登場人物はすべてフィクションであり、実在しません。 提供:WebエンジンPro(株式会社MASA)
※記載の内容は一般的な情報をもとにまとめたものです。 作法や慣習は、地域・家庭・宗派によって異なります。 ご家族と相談のうえ、ご判断ください。

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